女装姿のある男性がソウルの地下鉄で中年女性らからお金を奪った事件が発生した。
JTBC 『事件班長(韓国語原題訳)』で12日、前日の午後10時頃、ソウルの地下鉄3号線・梧琴(オグム)駅行きの電車内でスカートを履いた男性が中年女性たちを脅して現金を強奪した話が取り上げられた。
映像では、黒の長いスカートを履いた男性が女性乗客の前に立ち現金を要求し、女性は仕方なく紙幣を渡しているのがわかる。この男性は紙幣をしっかりと掴み取りながら奇声を上げ、恐怖を与えた。
その後も、彼は他の女性乗客に向かって一人でつぶやきながら、叫んで脅し始めた。
目撃者は「精神的に問題があるように見えた」とし、「金品を奪う姿を見てとても怖かった」と話した。
そして、「男性の正体は正確に知らないが、精神疾患を患っているか障害があるならば、家族や警察などを通じて適切な保護を受け、これ以上の被害が発生しないように対策を取るべきだ」と付け加えた。
この映像が公開され、その男性を見たという他の目撃証言も出ている。目撃証言によれば、彼は3号線だけでなく、1号線、4号線、5号線など他の場所にも頻繁に現れているとのこと。人が多い時間には現れず、空いている時間だけ歩き回り、地下鉄から降りる時は一般人のように問題なく行動していたという主張も出てきた。
一部のネットユーザーたちは「今、1号線の新道林(シンドリム)駅でその人を見たが、スカートの色を見る限り同じ人だった」、「以前、4号線で見たことがある。あの人は精神的には問題ない」、「いつも5号線で見かける人」、「最近、変な人が本当に多い」などの反応を見せた。
また、あるネットユーザーは「中年女性だけを選んで強奪する様子を見ると、精神的に問題はない。捕まると精神症状があるように装ってそのような服装をして演技しているようだ」と疑念を示した。
強盗罪は脅迫や暴行を手段として金品を要求し、強奪する場合に成立する。刑法によれば、10年以下の懲役または2000万ウォン(約228万円)以下の罰金に処される可能性がある。