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「外国人はパリに来るな」、オリンピックに対する批判の声…背景にある物価上昇

一ヵ月後の2024年パリオリンピック開会を控え、フランス・パリの市民たちが外国人に対して「パリに来るな」という「ボイコット」関連の映像を拡散させていることが明らかになった。

【マルセイユ=AP/ニューシス】2024年パリオリンピックの聖火を運ぶ19世紀の帆船「ベレン」が現地時間8日、フランス南部のマルセイユに入港した。ギリシャを出発し、ベレン号で12日間航海した聖火は、68日間フランス本土やギアナ、ポリネシアなどの海外領土を経由する約1万2000キロメートルの旅に出る。パリオリンピックは、今年の7月26日から8月11日まで開催される予定だ。

現地時間14日、アメリカのニューヨーク・タイムズ(NYT)などによると、オリンピック期間中パリを訪れた観光客は良くないことが起きるかもしれないと警告する内容の映像が、TikTokなどを通じて拡散されているという。

パリ在住フランス系アメリカ人のミランダ・スタールチェヴィッツさん(31)は、TikTokに投稿した映像で「来るな。すべてを取りやめろ」とし「誰も五輪を望んでいない。これはめちゃくちゃそのものだ」と主張した。

また「レオ・ノラ」をいうアカウント名の現地の大学生(24)は「今回のオリンピック期間中、パリは危険で『生地獄』となるだろう」と述べた。

NYTは、このようなオリンピックのボイコット映像が100万回以上再生されていると伝え、このような現象は、世界中から集まる観光客や関係者により物価が上昇し、宿泊施設が不足してしまうことが理由であると考えられている。

実際、スタールチェヴィッツさんとノラさんは自身が投稿した映像を通じて、パリ市当局が大学生寮をオリンピック関係者に提供するという計画に対し不満を表明した。

オリンピック期間中、パリの地下鉄の運賃はほぼ倍の値段になり、各種物価が急上昇するであろう動きに対し、批判の声は決して少なくない。

また、交通渋滞やテロ発生の可能性もあり、観光客を狙った詐欺やスリなどの各種犯罪も増加するだろうと、一部の市民が警告している。

スタールチェヴィッツさんは、オリンピック期間中にパリを離れてフランス南部に滞在すると述べ「私はそうすることができる運の良い人間だが、ほとんどの人々はそのような特権を持っていないだろう」と語った。

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