世界各国の指導者の平均年齢は62歳で、最高齢は91歳のカメルーンのポール・ビヤ大統領だ。最も若い大統領はブルキナファソのイブラヒム・トラオレ大統領で36歳だ。岸田文雄首相は66歳で平均年齢に近い。
現地時間の25日、ワシントン・ポスト(WP)がピュー研究所のデータを使い分析した結果によると、11月に大統領選挙を行うジョー・バイデン米国大統領は81歳、ドナルド・トランプ前大統領は78歳と、いずれも平均を大幅に超えている。この二人の現職及び前大統領は、アメリカ史上最高齢の候補者で、誰が大統領に選出されてもアメリカでは最高齢の大統領となる。
バイデン大統領は世界の指導者の中で9番目に年齢が高い人物だった。彼は、アメリカ人の平均年齢と比べ42.7歳の差がある。47歳で就任したバラク・オバマ前大統領は、就任初年度に国民の平均年齢と11.1歳差を記録し、最も小さい年齢差であった。イタリア、モンテネグロ、アイルランドの3カ国では、それぞれの国民の平均年齢よりも指導者の年齢が低かった国だ。
WPは「世界的に見て、指導者の年齢が国民の平均年齢を上回ることは驚くべきことではない」とし、「ただし、ヨーロッパを中心に、それぞれ46歳のエマニュエル・マクロンフランス大統領とデンマークのメッテ・フレデリクセン首相、37歳のサイモン・ハリスアイルランド首相などがこの傾向に反している」と述べた。