アメリカの電気自動車メーカー、テスラが一部部品の故障可能性を理由にピックアップトラックの「サイバートラック」合計22,000台をリコールすることになった。
25日(現地時間)にAP通信とCNNビジネスによると、この日、米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、サイバートラックのフロントガラスワイパーと荷台部品に問題があるため、テスラがリコールを行うと発表した。
フロントガラスワイパーの場合、モーターコントローラーが過剰な電流を供給されて機能が停止する可能性があるという。荷台では、一部の黒色プラスチック部品が緩んで他のドライバーに飛んで行く危険性があるとNHTSAは説明した。
リコールの対象は、それぞれの問題を持つサイバートラックが1万1,000台で、合計2万2,000台となる。テスラはワイパーモーターを無料で交換し、荷台部品についても交換または再作業を行う予定だ。
テスラの今回のサイバートラックリコールは、昨年11月30日の販売開始以降、3回目と4回目となる。以前、テスラはサイバートラックについて2回のリコールを行ったことがある。
今年1月には、警告灯の計器盤の文字が小さすぎて瞬時に読むことができないという理由で、サイバートラックを含むテスラ車220万台に対してソフトウェアのリコールを行った。また今年4月には、サイバートラックのアクセルペダルの問題で約4,000台をリコールした。