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テレビ討論会で失態を見せ高齢不安が囁かれるバイデン…長年の友人兼支持者からも「旅立つ時間だ」と辞退求める声

アメリカのジョー・バイデン大統領の幼少期からの友人で長きにわたり彼を支持してきたアメリカの著名な作家であるジェイ・パリーニが、最近、4年ぶりに両候補者が意見を戦わせた大統領選のテレビ討論会でドナルド・トランプ前大統領に圧倒されたバイデン大統領に対し、候補者辞退を求めた。

パリーニは、討論会の翌日である6月28日(現地時間)、今回の討論会を主催した「CNN」に「ジョー、もう旅立つ時間だ」というタイトルでコメントを寄せた。

パリーニはバイデン大統領の故郷、ペンシルベニア州スクラントンで幼少期から親しく過ごしてきた友人であり、支援者でもある。二人の母親も親友であり、それがきっかけでパリーニの母親が幼少期のバイデンのベビーシッターを引き受けることもあった。

彼はバイデン大統領について「アメリカの歴史上、あなたのように寛大な心と自制心を持つリーダーはいないだろう」と評価し、新型コロナウイルス感染症のパンデミック収束、2021年アメリカ合衆国議会議事堂襲撃事件の収拾、銃規制を含む地域社会における立法の推進、ウクライナ紛争対する同盟国の結集などを成果として挙げた。

しかし、「すべてが素晴らしい功績だが、あなたも私と同じように年老いた。私たちが一日中活発に動くためには相当なエネルギーが必要だ。私たちの体は昔のようには動かない。時には、朝起きることさえ苦痛だ」と述べ、81歳という年齢が現在の混沌とした世界の中で超大国・アメリカを導くにはすでに年を重ねすぎていると強調した。

特にパリーニは、TV討論でバイデン大統領が壇上でつまずき、一貫性のない主張を展開したことについて、「君のスピーチはまったく内容が整理されておらず、色々なタイミングも良くなかった。『狂気に満ちた』トランプが嘘をつくのを見逃し、君の意見を笑い飛ばしているのにも気づかなかった」と酷評した。

彼はバイデン大統領に対して「私は君のために、そして、私たちの国民のために泣いている」とし、「君は正直な人だ。だからこそジョー、君は必ず、『必ず』退くべきだ。我々の国と我々の政党のためにもそうすべきだ。詐欺師で小物のトランプが今後4年間権力を握るという脅威が目の前にある」と訴えた。

パリーニは、もし、バイデン大統領が11月の大統領選での再選に固執した場合、トランプが大統領に当選し、さらにはアメリカの民主主義の危機が訪れると主張した。

一方、バイデン大統領は先月27日に開催された大統領選のテレビ討論会で混乱した様子や態度を何度も見せ、再び、高齢による衰えを問題視されている。

これに対し、バイデン大統領サイドは討論会の日に風邪をひいていたと説明したが、むしろ健康問題まで再び浮上し、辞任論まであがる始末だ。

相次ぐ高齢を問題視する声に対して、バイデン大統領の補佐官は「午前10時から午後4時まで業務するのになにも問題はない」と説明したが、逆に「大統領は時間制労働者なのか」という揶揄も起こっている。

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