インドで開かれたヒンドゥー教の宗教行事に集まった人たちが折り重なるように倒れ、100人以上が死亡した。
2日(現地時間)地元メディアによると、同日ウッタル・プラデーシュ州の州都ラクナウから南西に350km離れたハトラス地域のヒンドゥー教の礼拝所で宗教行事が終わった後、参加者たちが一斉に出口に向かったときに事故が起きた。
警察は、暑く湿った行事のテント内で息苦しくなった一部の参加者が行事が終わった後急いで出ようと走り始めたことでこのような事故が起きたと見ている。
一人の目撃者は、現地の日刊紙ヒンドゥスタン・タイムズに対し「事故現場には多くの人々が集まっており、出口がなく人々が倒れることで押し潰される事態につながった」と伝えた。
死亡者の大半は女性で、一部子どもも含まれていると伝えられた。死亡者数はメディアによって異なっており、正確な数は後日発表されると見られる。また、負傷者の数も150人以上に上り、死亡者数がさらに増える可能性もある。
警察は、行事の参加者は1万5000人以上で、主催者が許可を得ていた参加者数5000人の3倍に達したと初期報告を受けており、過度に多くの人々が行事に参加したことが事故の一因である可能性があると述べた。
州政府は、事故の報告を受け直ちに調査委員会を立ち上げている。
ナレンドラ・モディ首相は、遺族や負傷者に対して哀悼の意を表した。