33.2 C
Tokyo
2024年09月18日水曜日
ホームニュースペンシルベニア州でのトランプ前大統領銃撃事件…犯人の経歴と家庭背景を詳細に分析

ペンシルベニア州でのトランプ前大統領銃撃事件…犯人の経歴と家庭背景を詳細に分析

現地時間の13日、アメリカ共和党の大統領候補であるドナルド・トランプ前大統領が銃撃を受ける事件が発生した。現場で射殺された容疑者は普通の中流階級の20代男性であったことがわかった。

現地時間の14日、米ウォールストリートジャーナル(WSJ)、ニューヨークタイムズ(NYT)などのメディアによると、捜査当局は前日、ペンシルベニア州バトラーで選挙運動中だったトランプ前大統領に銃撃を加えた容疑者としてトーマス・マシュー・クルックスを指名し、共犯者が存在する可能性や犯行の経緯などを捜査している。

容疑者の自宅は、集会場から車で約1時間の距離にあるピッツバーグ州ハウスヒルズ郊外のベセルパークに位置していた。アメリカ連邦捜査局(FBI)はその地域について、「主に中流階級、場合によっては上流よりの中流階級であろう」と述べている。

銃撃犯は共和党員で、男性の母親は民主党員、父親は自由主義的な人物で、この地域でよく見られる政治的な傾向が混在した家庭だった。両親はいずれも社会福祉士の資格を持っていることがわかった。

この地域のカウンティ(アレゲニーカウンティ)の議員、ダン・グルズベック氏は、昨年の選挙運動中に銃撃犯の両親であるクルックス夫妻と会って挨拶を交わした。「具体的な会話内容は覚えていないが、彼ら(クルックス夫妻)は親切そうだったし、(容疑者が)多くのプラットフォームから様々な意見を聞く機会があるということを覚えている」と語った。

容疑者の同級生は彼を「非常に賢そうだった」と語った。政治的には右派の傾向を持ち、同級生から少々いじられることもあったが、銃撃犯として指名されるとは思わなかったと述べた。

容疑者は、選挙運動の現場から約120メートル離れた建物の屋上からAR-15型半自動ライフルでトランプ前大統領を狙った。銃は彼の父親が約6ヶ月前に購入したと推測されている。犯行直前、彼が建物の屋上に上がり、屋根の上で横たわって狙っている様子も確認された。

FBIの行動分析部門は、容疑者の犯行動機を把握するためのプロファイリングチームを組み、オンラインの記録や周囲の証言などを確保している。現時点では単独犯行が有力とされているとのことだ。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください