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2024年11月25日月曜日
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兵役免除特権があったイスラエルの超正統派ユダヤ教徒「ハレディ」、初めての兵役命令に反発しデモに乗り出す

イスラエル軍は、これまでイスラエル国民に義務付けられている兵役を拒否してきた超正統派ユダヤ教徒に対する徴兵手続きを開始する。

16日(現地時間)AP通信によると、イスラエル軍は同日の声明で7月の徴兵期間を控え、超正統派ユダヤ教徒の学生に対する「1回目の召集命令措置が出される予定だ」と明らかにした。

この措置は、超正統派教徒に対する兵役免除が不当であるという先月25日の最高裁判決に基づくものだ。

イスラエルでは性別に関係なく全ての国民が兵役を果たしている。しかし、「ハレディ」と呼ばれる超正統派ユダヤ教徒の神学生たちは、1985年のイスラエル建国当時からユダヤ教のアイデンティティーを保つという理由で、兵役を免除されてきた。

イスラエル政府は、2017年この兵役免除が違憲であるとの判決が出たにもかかわらず、超正統派政党などの反発により関連規定を修正できなかった。

しかし、ガザ地区での戦争の後、兵力不足に苦しみ兵役免除という特権に対する世論が悪化する中、最高裁判所の判決が出され、超正統派も入隊させることにした。

一方、この決定に反対するハレディは同日、主要な高速道路を封鎖しデモに乗り出し、警察と衝突する場面があった。

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