米国の政治イベントで銃器を持って参加していた男性が逮捕された。
昨日15日(現地時間)、米ウィスコンシン州の地域メディア「WISN TV」によると、米国共和党大会が開催された現場で銃を所持した男性が警察に摘発されたのとことだ。
ミルウォーキー警察は、ファイサー・フォーラムから約4ブロック離れた場所で、マスクをつけた21歳の男性を逮捕したと発表した。
現場には、シークレットサービス(SS)をはじめとする大規模な警察部隊が配置されていた。ここには、治安維持のためにワシントンDCと全国24州63部署の警察が集結していた。
男性が摘発された場所は、ドナルド・トランプ前米大統領が訪れた場所から約1.6km離れていたところだった。
警察は「道路でマスクをつけ、大きいミリタリーバックパックを背負った怪しい姿だった」と説明した。
警察は「容疑者を止まらせ、バックパックに銃を隠していることを確認した」とし、「ウィスコンシン州はもちろん他の州でも銃器所持許可を取得していなかった」と伝えた。バッグからは、AK-47ライフルと実弾入りの弾倉が見つかった。
男性は現在、拘束されている状態で、ミルウォーキー地方検察庁は起訴を一旦保留している。
アメリカ全域では、大統領選挙を控え、トランプ前大統領の暗殺未遂事件を受け衝撃に包まれている。
13日、トランプ前大統領はペンシルベニア州の選挙運動現場で銃撃を受け、右耳付近を負傷した。顔のすぐ横を弾丸が通過したのだ。
銃撃犯は現場で射殺され、米国連邦捜査局(FBI)は銃撃犯の身元がペンシルベニア出身の20歳の男性であると発表した。
バイデン大統領は、米国デラウェアの別荘からトランプ選挙運動場での銃撃に関する緊急国民演説を通じて、「米国でこのような暴力があってはならない」と強調した。
続けて彼は、「この国を統合する必要がある一つの理由は、このような暴力を排除するためだ」と付け加えた。