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2024年12月19日木曜日
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CIA出身の北朝鮮専門家が実は韓国のスパイだった?ハリウッド映画のような疑惑の真相は

アメリカ中央情報局(CIA)出身の北朝鮮専門家で韓国系アメリカ人のスー・ミ・テリー氏が、韓国政府の代理人として活動したとの疑いで、現地検察より起訴された。

現地時間の16日、米ニューヨークタイムズ(NYT)は、ニューヨーク連邦検察の訴状を引用し、米外交政策の著名人、テリー氏が高価なディナーや高級ブランド品のハンドバッグなどを受け取り、韓国政府のために活動した疑いがあると報じた。

訴状には、テリー氏が高級ブランドのクリスチャン・ディオールのコート、ボッテガ・ヴェネタやルイ・ヴィトンのハンドバッグを贈られ、ミシュラン星付きレストランなどで、数年間ディナーを提供され、韓国のスパイを助けたと記述されている。彼女が韓国のスパイをアメリカ議会の職員に紹介し、その行為を「狼を引き入れる」と表現したとされている。

韓国系移民者出身のテリー氏は、米ハワイとバージニアで育ち、ボストンのタフツ大学で国際関係学の博士号を取得した。CIAでは2001年から2008年まで約8年間、分析官として勤務した。

2008年から2009年には、ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)で韓国・日本・オセアニア担当官を、2009年から2010年には国家情報委員会(NIC)で東アジア担当分析官を務めたこともある。

検察は彼女が2013年から韓国政府のために活動していたと見ている。訴状には、ニューヨーク市の国連韓国代表部の外交官と名乗る情報員が彼女と接触し、彼女は約10年間の業務に対する報酬として高級ブランドバッグや高級ディナー、シンクタンク経由の37,000ドル(約580万円)以上の裏金を受け取ったと書かれている。

NYTは、この期間中、テリー氏が韓国政府の政策を擁護するため米国や韓国のメディアに出演したり、寄稿したりしてきて、米議会の公聴会で何度も証言したと伝えた。

米検察当局は、テリー氏が「外国代理人登録法」に基づく登録手続きを行わずに10年以上韓国政府のために働き、これを違反するために共謀した疑いがあると見ている。

テリー氏の弁護士であるリー・ウロスキー氏は、このような主張に根拠がなく、長年にわたって献身的に働いてきた学者でありニュース・アナリストであるテリー氏の業績を歪曲していると反論した。また、検察が主張する「韓国政府のスパイ」時代、テリー氏はむしろ韓国政府を強く批判していたと付け加えた。ウロスキー弁護士は「事実が明らかになれば、米政府が重大なミスを犯したことがはっきりするだろう」と強調した。

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