米大統領選に世界中の注目が集まる中、ドナルド・トランプ前大統領の支持者の間で、トランプ前大統領を真似して耳に包帯やガーゼをあてた一種のコスプレのようなものが流行っている。
19日（現地時間）、「The Washington Post（ワシントン・ポスト）」によると、アメリカ・ウィスコンシン州ミルウォーキーのファイサーブ・フォーラムで18日まで開催された共和党全国大会には、トランプ前大統領の多くの支持者が右耳に包帯を巻いたり、ガーゼをあてたりした姿で集まった。この光景はSNSを通じて急速に拡散された。
アメリカ国旗の模様が描かれた服を着た高齢男性は銃撃を受けた後、血を流しながらもトランプ前大統領が支持者に向かって叫んだ「戦おう、戦おう、戦おう（Fight, Fight, Fight）」というフレーズが書かれたテープを右耳に貼っていた。
最初にこの光景を写真におさめたアリゾナ州の共和党代議員は、「このような光景は党内が改めて結束しようとするシグナルだ」とし、「トランプ前大統領が登場した時、彼に向けて何かできないかと思い、始まったことだ」と語った。
一方、暗殺未遂事件以降、トランプ前大統領と現職のバイデン大統領の支持率は拡大している。
18日、米国「CBS」と市場調査会社「YouGov」が共同で行った世論調査によると、トランプ前大統領の支持率は52％で、47％のバイデン大統領を5％上回った。3日に行われた世論調査では、両者の支持率の差が誤差範囲内の2％だったことを考えると、トランプ前大統領への支持が直近で確実に上昇していることがわかる。