共和党の大統領候補であるドナルド・トランプ前大統領と副大統領候補のJ.D.バンス上院議員をSNS上で脅迫した男が逮捕された。
「AP通信」によると、19日(現地時間)フロリダ州の地元警察はドナルド・トランプ前大統領と副大統領候補のJ.D.バンス上院議員をSNSで脅迫したとして、68歳のマイケル・W・ワイズマンという男を逮捕したと発表した。
地元警察によると、男はFacebookにトランプ前大統領とバンス上院議員に対する複数の脅迫文を投稿したほか、両者の家族に対しても身体的な危害を加えるという趣旨の投稿をしており、脅迫文を見た複数の人々から通報があったという。現在、男はフロリダ州パームビーチ郡に位置する刑務所に拘留されている。
なお、男はパームビーチにあるトランプ前大統領の自宅「マール・ア・ラーゴ」からおよそ32km離れたパームビーチ郡のジュピターに住んでいた。
トランプ前大統領は13日にもペンシルベニアの選挙集会で銃撃を受け、右耳を負傷したばかりだ。
演説最中、彼は奇跡のタイミングで頭を動かしたため銃撃を避けることができ、右耳と頬から血を流しながらも力強く拳をあげ、自身の無事をアピールした。
銃撃犯トーマス・マシュー・クルックスの携帯電話が解析されると、トランプ前大統領だけでなく、バイデン大統領やFBI長官、司法長官らさまざまな政治関係者についての検索履歴が残っており、そのなかにはイギリス王室のメンバーも含まれていたことがわかった。
「CNN」はFBI関係者の言葉を引用し、調査はまだ初期段階であり、(クルックスの)動機もまだ明らかにされておらず、クルックスが暗殺を実行しようとする前の数日間、何をしていたのか詳しく捜査する予定だと伝えた。