急斜面を滑って衝突事故を起こした車の運転手が、車の欠陥が事故の原因だと主張した。
6月9日、韓国の江原道(カンウォン道)春川市(チュンチョン市)のある道路で、斜面を上っていた車が突然滑り降り、後続車に次々と衝突する事故が発生した。
加害車両は、急斜面の頂上から警光灯がついている状態で滑り降り、後ろの白い車とその後続車両の黒い車に衝突した。
白い車の運転手はすぐに危険を認識し横に避けたため、大損害を免れることができたが、黒い車の運転手は危険に備えられず、正面から加害車両と衝突した。
加害車両の運転手Aは「警告灯が点灯したため事故が起こった」とし、車の欠陥による事故だと主張した。黒い車の運転手BはAの主張が理解できず、ブラックボックスの映像をYouTubeチャンネル「ハン・ムンチョルTV」に提供した。
6月14日ハン・ムンチョル弁護士はライブ配信で、車の欠陥の有無にかかわらず、加害車両に100%の責任がある」と判断した。
彼は「(加害車両は)警告灯と制動灯が点灯している状態であったため、実際に車の欠陥があったのか判断するのは難しい」としながらも、「しかし、被害車両(黒い車)に過失がないことは確実なので『100:0(加害車両の過失割合が100%)』と見られる」と付け加えた。
これにネットユーザーは、「ギア(黒い車)がニュートラル(N)になっている状態でブレーキを踏んだのではないか」「車の欠陥ではなく、未熟な運転技術のせいだったと見られる」「斜面で車が突然滑った場合、サイドブレーキをかけて止める方法がある」などの反応を示した。