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2024年09月08日日曜日
ホームニュースパレスチナ支持デモ隊、ネタニヤフ首相の宿泊ホテルに虫を放ち抗議…米議会でネタニヤフ首相が演説し武器支援を求めるも、議員からも冷たい反応

パレスチナ支持デモ隊、ネタニヤフ首相の宿泊ホテルに虫を放ち抗議…米議会でネタニヤフ首相が演説し武器支援を求めるも、議員からも冷たい反応

パレスチナ支持のデモ隊が、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が米議会での演説のために滞在しているホテルにミルワームやコオロギを放ち、抗議行動を行ったと、現地時間の24日、アクシオスなどの海外メディアが報じた。

ネタニヤフ首相を含むイスラエル代表団の一部は、現在米議会での演説のため、ワシントンD.C.にあるウォーターゲートホテルに滞在している。

彼らが宿泊しているホテルを突き止めた反イスラエルのデモ隊「パレスチナ青年運動」は、同ホテルに入って、うじ虫やコオロギなどの様々な虫を放ち、その様子を撮影してX(旧ツイッター)に公開した。

デモ隊が公開した映像を見ると、テーブルやホテルの廊下のあちこちに虫が這い回っており、テーブルの後ろにはイスラエルとアメリカの国旗が掲げられている。彼らは映像と共に「おいしく食べろ。犯罪シオニストの戦争テーブルにうじ虫をまいてやった」とイスラエル代表団を嘲笑した。

彼らの他にも数千人のデモ参加者がワシントンD.C.の米議会議事堂の近くに集まり、プラカードを掲げて抗議した。彼らはパレスチナのガザ地区で数万人の死傷者を出したイスラエルと、イスラエル側につくバイデン大統領を批判した。

デモ隊は議会議事堂周辺の道路を占拠し、一部のデモ参加者は警察のバリケードを越えて議事堂への侵入を試みるなど、暴力的な状況に発展する懸念があった。このため、米当局は秩序維持のためデモ隊に向けて催涙スプレーを散布し、デモ隊の反感を買った。

催涙スプレーに苦しむデモ隊の映像がオンラインに広がる中、デモ隊を支持する者たちは「アメリカが虐殺者を崇拝し、保護している」と批判し、一部は「私たちはもっと野蛮であっても構わない。なぜ私たちが平和であり続けなければならないのか」と暴力的なデモを煽った。

一方、同日アメリカ議会に出席したネタニヤフ首相は、パレスチナの武装組織ハマスに対する戦争完遂の必要性を再度強調し、アメリカからの武器支援を求めた。

ただし、議事堂内の民主党議員50人以上がネタニヤフ首相の演説を欠席し、抗議の意を示した。一部の民主党議員はネタニヤフ首相の演説中に「戦争犯罪者」などの文言が書かれたプラカードを掲げるなど、冷淡な反応を示した。

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