暗号資産(仮想通貨)リップル(XRP)の価格が短期的に反発し、下落傾向から脱却しようとしている。しかし、主要な抵抗線を突破できなければ、再度下落するリスクが高いとの分析が出ている。
XRPは最近、2.62ドル(約392円)の抵抗線を越えられず、下落に転じた。
ビットコインとイーサリアムが軟調に推移する中、XRPも2.55ドル(約381円)、2.50ドル(約374円)の支持を割り込み、価格が下落した。
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XRPは25日(韓国時間)午後8時30分ごろに2.07ドル(約310円)付近で底値を形成した後、反発。26日午後8時時点で2.30ドル(約344円)まで回復した。
「ニュースBTC」などの報道によると、XRPの上昇基調を維持するためには、2.33ドル(約349円)や2.40ドル(約359円)の抵抗線を突破する必要がある。2.40ドルは最近の下落幅の61.8%フィボナッチ・リトレースメントにあたるため、重要な抵抗線として機能する可能性が高いと指摘されている。
また、2.45ドル(約366円)付近には下降トレンドラインが形成されており、この水準を突破できれば、2.50ドルまで上昇する可能性がある。さらに上昇すると、2.55ドル(約381円)に達することも考えられる。ただし、XRPが2.62ドル(約392円)を越えられない場合、再度下落するリスクが高まるとみられている。
一方、2.45ドルの抵抗を超えられない場合、再び下落する展開も予想される。初期の支持線は2.23ドル(約334円)、主要な支持線は2.20ドル(約329円)となっており、2.20ドルを割り込むと、2.12ドル(約317円)や2.05ドル(約307円)まで下落する可能性がある。
テクニカル指標を見ると、MACDは短期的に上昇傾向を示しており、相対力指数(RSI)も50を超えて強気圏に入ったと分析されている。