テスラのCEOであるイーロン・マスク氏は、同社の株価が昨年12月17日の高値から半分以下に下落したにもかかわらず、「米政府効率化省（DOGE）の責任者を1年延長する」と10日（現地時間）に明らかにした。
ニュース1などは、マスク氏がこの日、フォックス・ニュースとのインタビューで「DOGEの責任者として困難を抱えながら会社を経営している」と語った。
マスク氏は「政府をより効率的にし、無駄と不正を排除するためにこの役職に就いたに過ぎない。これまで実際に良い進展を遂げている」と強調し、「我々が止まらなければ、1兆ドル（約148兆円）を節約できるだろう」と述べた。
さらに、マスク氏は自身のX（旧ツイッター）アカウントでテスラの株価暴落について「長期的に見れば問題ない」と述べた。
この日、テスラの株価は15.4%急落し、222.15ドル（約3万3,006円）で取引を終えた。昨年12月17日の高値479.86ドル（約7万1,295円）から53.7%下落した水準だ。マスク氏がドナルド・トランプ政権に協力的な姿勢を示していることに反感を持つ欧州地域などでテスラ車の販売が急減し、株価下落の一因となった。