米民主党の大統領候補に確定したカマラ・ハリス副大統領と共和党のドナルド・トランプ前大統領の支持率が接戦であるとの調査結果が公開された。約1週間にわたりトランプ前大統領に迫ってきたハリス副大統領は、5~6日(現地時間)に副大統領候補を確定させ、さらなる攻勢を強化する計画である。
米CBS放送が4日に公開した世論調査結果によれば、ハリス副大統領の支持率は50%で、トランプ前大統領の49%を誤差範囲(±2.1%)内で上回った。今回の調査は、CBSが英世論調査機関ユゴーブと共同で、7月30日から今月2日までの間に米有権者3102人を対象に実施したものである。代表的な7つの激戦州の結果を見ると、ハリス副大統領はミシガン州、ペンシルベニア州、アリゾナ州でトランプ前大統領と同じ支持率を示し、ネバダ州では上回った。トランプ前大統領はウィスコンシン州、ジョージア州、ノースカロライナ州でハリス副大統領を上回った。
一方、米CNNは最近の4つの世論調査結果を平均した結果、トランプ前大統領の支持率が49%で、ハリス副大統領の平均支持率(47%)より高いと診断した。米政治メディア「ザ・ヒル」も全国の世論調査97件を平均した結果、トランプ前大統領とハリス副大統領の支持率がそれぞれ47.6%と46.5%であると分析した。両メディアともに、両候補の支持率の差が誤差範囲内であると指摘した。
民主党陣営では、11月の大統領選を控え、急いでハリス副大統領のランニングメイトを確定し、上昇傾向を維持する計画である。米ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、ハリス副大統領が4日、米ワシントンDCの自宅で民主党のマーク・ケリー上院議員(アリゾナ州)とミネソタ州知事のティム・ワルズ氏、ペンシルベニア州知事のジョシュ・シャピロ氏の3人と直接会い、副大統領候補の面接を行ったと報じた。
これに先立ち、エリック・ホルダー前司法長官が率いる検証チームは3日、副大統領候補に関する最終検証結果をハリス副大統領に報告したとされる。元々候補に含まれていたケンタッキー州知事のアンディ・バシア氏、イリノイ州知事のJ.B. プリツカー氏、そしてピート・ブティジェッジ運輸長官の面接の有無は確認されていない。