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2024年12月23日月曜日
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ハマスの新指導者にシンワル氏…イスラエル最大の標的である強硬派

引用:ロイター通信

6日(現地時間)、海外メディアによると、イスラム組織「ハマス」は新たな最高政治指導者である政治局長としてヤヒヤ・シンワル氏を選出したと発表した。

イスラエルとガザでの停戦ならびに人質解放に関する交渉を続けていたハマスだが、先月31日、イランの首都テヘランで最高指導者イスマイル・ハニヤ氏がイスラエルによると見られる爆破攻撃で暗殺されたことを受け、より強硬な人選を行った模様だ。

シンワル氏はハニヤ氏の後を継ぎ、2017年からガザ地区の指導者を務めてきた。

昨年10月7日のイスラエルへの奇襲作戦の首謀者としても知られている。

ユダヤ教の祭日でもあった10月7日の午前6時半頃に起きたハマスの奇襲作戦により、イスラエル側の主張によると、当日だけでも約1,200人が殺害され、約240人が人質にされたという。

イスラエルはハマスの奇襲作戦後にガザ地区を侵攻し、パレスチナ側の主張によれば、現在までに約3万9,000人が亡くなった。

死亡者の中に民間人がどのくらい含まれているのかは明らかになっていない。

シンワル氏はもともとイスラエルが最大のターゲットとして考えていた人物で、ガザ地区内には懸賞金40万ドル(約6,000万円)と記したチラシまで散布されていた。

ハニヤ氏の暗殺後、イスラエルにとっての停戦窓口となる人物がシンワル氏に代わることで停戦交渉がさらに難しくなるのは必至とみられる。

なお、ハマスの政治局長の任期は4年で、再任も可能である。

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