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2025年03月14日金曜日
ホームニュース「領土の2014年以前への回復は困難」トランプ政権が描く現実的な終戦シナリオ、ウクライナに迫られる厳しい現実

「領土の2014年以前への回復は困難」トランプ政権が描く現実的な終戦シナリオ、ウクライナに迫られる厳しい現実

マルコ・ルビオ米国務長官は11日(現地時間)、サウジアラビアで開催される米国とウクライナ間の高官会談に関して、「両国は現状において軍事的解決策が何もないことを認識すべきだ」と強調した。

ロイター通信、ニューヨーク・タイムズ(NYT)などの報道によると、ルビオ長官は記者団に対し「ロシアがウクライナ全土を占領することは不可能であり、ウクライナが妥当な期間内にロシア軍を2014年以前の位置に戻すことも極めて困難だということも明らかだ」と述べ、事実上ウクライナに対して、ロシアに占領された地域の放棄を促す発言をした。

ルビオ長官はウクライナが提案した空中および海上での停戦構想について、「それだけでは十分とは言えないが、戦争終結にはこうした譲歩が必要だ」とし、「(ウクライナとロシア)双方が譲歩しない限り、停戦も戦争終結もあり得ない」と強調した。

さらに、「我々が(ここを)去る際に最も重要で必要なのはウクライナがロシアと同様に戦争を終結させるか、少なくとも何らかの形で戦争を中断させるために困難な決断を下す準備があるという強い意志だ」と述べ、ウクライナが領土回復や望む形での終戦を実現できなくても受け入れるべきだという意味に解釈できる。

一方、ドナルド・トランプ米大統領によるウクライナ支援中断問題については、「(ウクライナへの)支援中断問題の解決を望んでいる」と語った。

「会談が良好に終わり、トランプ大統領にそのように報告できれば、(ウクライナ支援)中断に関する決定が下される可能性がある」とし、「ウクライナは現在も防衛関連の(軍事)情報を受け取っている」と付け加えた。

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