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2025年04月22日火曜日
ホームニュース米国を揺るがせた「移民狙い撃ち」銃乱射犯に終身刑...米司法に遺族から不満の声

米国を揺るがせた「移民狙い撃ち」銃乱射犯に終身刑…米司法に遺族から不満の声

引用:kangnamtimes
引用:kangnamtimes

2019年、米テキサス州エルパソのウォルマート店舗で銃を乱射し23人を殺害した容疑で起訴されたパトリック・クルシアス氏(26)が、連邦裁判所に続きテキサス州地方裁判所でも終身刑を言い渡され、死刑を免れた。

テキサス州地方裁判所のサム・メドラーノ判事は、この日クルシアス氏に仮釈放なしの終身刑を言い渡したとAP通信が21日(現地時間)報じた。クルシアス氏は死刑を免れる条件で検察と司法取引し、起訴されたすべての容疑について罪を認めた。これにより、検察は公判を終結し、死刑を求刑しなかった。

テキサス州検察のジェームズ・モントヤ検事長は声明で「多くの人々がこの銃撃犯に対する死刑求刑を望んでいたことは承知している。しかし、約6年が経過し、多くの(被害者)遺族はただ裁判の終結を望んでいた」と説明した。

メドラーノ判事は検察の求刑通り終身刑を言い渡す一方で、「あなたは誰かの父親、母親、息子、娘を殺害した。これから刑務所で残りの人生を始めるにあたり、この言葉を忘れるな。あなたの『任務』は失敗に終わった」と厳しく諭した。

クルシアス氏は2019年8月3日、テキサス州アレンの自宅から車で11時間かけて南部の国境都市エルパソのウォルマート店舗に到着し、AK47自動小銃を店内の人々に発砲した。当時命を落とした23人の大半はヒスパニック系住民で、うち8人はメキシコ国籍者だった。クルシアス氏は犯行直前に「ヒスパニックの侵略」と題した声明文(マニフェスト)をオンライン掲示板に投稿し、公判でもヒスパニック系移民を標的にしたことを認めていた。

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