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2025年04月23日水曜日
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米財務長官「米中摩擦はまもなく緩和へ」…関税125%超の攻防が生んだ譲歩の兆し

引用:shutterstock
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スコット・ベッゼント米財務長官が投資銀行主催の非公開イベントで、米中間の貿易摩擦について「極めて近い将来に緩和される」と発言したと、22日(現地時間)にシー・エヌ・ビー・シーとブルームバーグ通信が報じた。

シー・エヌ・ビー・シーなどは、JPモルガンがワシントンDCで開催した投資家向けイベントでの「中国との今後の展開に関して、誰も現状が持続可能だとは考えていない」というベッゼント長官の発言を報道した。シー・エヌ・ビー・シーは、この非公開会議の参加者から内容を確認したとしている。

ベッゼント長官はこの場で、両大国間の貿易緊張が緩和されると確信しており、その結果、世界と市場は安堵するだろうと語ったという。また、米中間で互いに125%を超える関税を課しているものの、トランプ大統領の目標は中国との「デカップリング」ではないと説明した。米財務省は、ベッゼント長官のこうした発言について特段のコメントを避けた。

これに関連して、 ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官はこの日の記者会見で「中国との和解に向けた基盤を構築している」と交渉状況を説明した。ただし、トランプ大統領と中国の習近平国家主席との間で直接対話はまだ行われていないと付け加えた。

レビット報道官はトランプ政権の関税交渉の進捗状況について、現在18件の貿易提案を精査中で、トランプ大統領の通商チームが今週34か国と関税交渉に関する協議を行う予定だと述べた。

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