メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

糞便移植と免疫抗がん剤治療の革新!腸内微生物によるがん治療効果向上の画期的な臨床研究結果

川田翔平 アクセス  

引用=ニュース1

糞便移植で肝臓がん、胃がん、食道がんなどの転移性固形がん患者の免疫抗がん剤治療効果が高まるという臨床研究結果が世界で初めて発表された。

ソウルアサン病院の腫瘍内科のパク・スクリョン教授、光州(クァンジュ)科学技術院(GIST)医学生命工学科のパク・ハンス教授チームは、免疫抗がん剤に耐性が生じ、がんが進行した13名の転移性固形がん患者に免疫抗がん剤治療効果が良い患者の便を移植した後、免疫抗がん剤治療を実施したと7日に明らかにした。その結果、半数の患者から免疫抗がん剤治療効果が再び現れた。

研究チームは、免疫抗がん剤耐性を克服する糞便移植の治療効果を高める有益菌を新たに発見し、「プレボテラ・メルデ・イミュノアクティス」と名付けた。

「病気治療の鍵」とも呼ばれるマイクロバイオーム、すなわち腸内微生物は、我々の体の免疫システムを調節する重要な役割を果たすことで知られている。

マイクロバイオームが大腸疾患だけでなく、肥満、代謝性疾患、心血管疾患、自己免疫疾患、脳神経疾患、がんなどの様々な疾患を治療する上でも影響を及ぼすという研究結果が発表された。その後、世界中で腸内微生物や糞便移植への関心が大きく高まっている。

研究チームは、免疫抗がん剤耐性が生じた肝臓がん、胃がん、食道がんなどの4期固形がん患者13名を対象に、免疫抗がん剤治療において少なくとも6か月以上がんが完全寛解、部分寛解状態を示す患者の便を移植した後、免疫抗がん剤治療を再び実施した。

糞便移植の前にレシピエントに経口抗生物質を投与して腸内微生物を除去した後、ドナーの便から微生物のみを分離し、大腸内視鏡で移植した。その後、免疫抗がん剤治療を行い、6〜8週ごとにコンピュータ断層撮影(CT)検査でがんの状態を追跡観察した。

その結果、1名の転移性肝臓がん患者において糞便移植後、がんの大きさが48%減少し、部分寛解が見られた。また、糞便移植前、α-フェトプロテイン(AFP)検査の数値が100万ng/㎖以上まで増加していたが、糞便移植後、3000ng/㎖に減少した。

5名の転移性がん患者は、糞便移植後、がんの進行がなくなり、免疫抗がん剤に耐性が生じてがんが進行した患者13名のうち、ほぼ半数の患者において免疫抗がん剤の効果が再び現れた。

また、がんが部分寛解された転移性肝臓がん患者は最初の糞便移植及び免疫抗がん剤治療にも、がんが進行し続け、他の患者の便を再び移植したところ8週後に効果が現れた。研究チームは、治療効果が異なった原因を探るため、各糞便移植後の腸内微生物構成の変化を比較分析した。

その結果、免疫抗がん剤治療効果を高める新しい菌株を初めて発見し、「プレボテラ・メルデ・イミュノアクティス」と名付けた。また、「バクテロイデス・プレビウス」菌と「ラクトバシラス・サリバリウス」菌が免疫抗がん剤治療効果を抑制する有害菌であることも発見された。

パク教授は「今回新たに発見した免疫抗がん剤の有益菌『プレボテラ・メルデ・イミュノアクティス』と人間の免疫細胞であるT細胞を共培養した結果、T細胞から出る免疫反応物質であるインターフェロンガンマが増加した」とし、「腫瘍マウスモデルを用いた動物実験でも、この有益菌と免疫抗がん剤を同時に適用した際、がんの大きさが50%以上減少することが確認された」と説明した。

また、「免疫抗がん剤に耐性が生じると適用できる最も効果的な治療法がなくなるのと同じである」とし、「免疫抗がん剤耐性を克服するための新しい治療法開発のために腸内微生物研究を続ける」と述べた。

川田翔平
shohei@kangnamtimes.ja

コメント0

300

コメント0

[IT・テック] ランキング

  • 米政府が技術覇権奪還に動いた、アップルがインテルと再び手を結ぶ理由
  • Apple、iOS 26.2ベータ3を公開…Siriの代わりにGemini・Alexaをサポート、日本で先行提供の可能性も
  • 「中国バイドゥ、崩壊の危機か?」AI競争で敗北、総損失2,475億円&40%人員削減!
  • 「日本の技術力ここにあり!」ファナック×米半導体大手、“新型スマートロボット”の量産体制構築へ
  • 「iPad mini、別物へ進化」OLED・完全防水・新型チップで“大変身”か!
  • 「中国、再使用ロケット戦争に参戦」3基を一斉準備…宇宙強国を名乗るには“まず確実な回収から”

こんな記事も読まれています

  • 「アメリカで囁かれる失望」ホンダ新型、“期待を煽るPRなのに加速はミニバン並み
  • EV停滞を打ち破る“反逆者”たちが登場、2026年“個性爆発EV”が内燃派を動揺させる
  • 「冬の死角が露わに」WD-40を噴射した瞬間、タイヤ接地力が消える“危険な裏ワザ”が炎上
  • 「5年前の事故が今さら再燃」テスラに“1億円超”請求した運転者の告発とは
  • 【フランスの大失態】映画の聖地シネマテークで“トコジラミ乱舞”…全国拡散の恐れ
  • 縁かと思いきや‟仇”だった…DNA検査で見つけた異母姉妹、突然「死んだ父の賠償金をよこせ」と要求!
  • 「ねえ…明日から来なくていいって」中国のグーグル‟バイドゥ”が突如30%の人員削減へ
  • 「黒海で再び攻撃!」ウクライナ無人艇、ロシア“シャドーフリート”を猛攻撃

こんな記事も読まれています

  • 「アメリカで囁かれる失望」ホンダ新型、“期待を煽るPRなのに加速はミニバン並み
  • EV停滞を打ち破る“反逆者”たちが登場、2026年“個性爆発EV”が内燃派を動揺させる
  • 「冬の死角が露わに」WD-40を噴射した瞬間、タイヤ接地力が消える“危険な裏ワザ”が炎上
  • 「5年前の事故が今さら再燃」テスラに“1億円超”請求した運転者の告発とは
  • 【フランスの大失態】映画の聖地シネマテークで“トコジラミ乱舞”…全国拡散の恐れ
  • 縁かと思いきや‟仇”だった…DNA検査で見つけた異母姉妹、突然「死んだ父の賠償金をよこせ」と要求!
  • 「ねえ…明日から来なくていいって」中国のグーグル‟バイドゥ”が突如30%の人員削減へ
  • 「黒海で再び攻撃!」ウクライナ無人艇、ロシア“シャドーフリート”を猛攻撃

おすすめニュース

  • 1
    「冬の死角が露わに」WD-40を噴射した瞬間、タイヤ接地力が消える“危険な裏ワザ”が炎上

    フォトニュース 

  • 2
    「5年前の事故が今さら再燃」テスラに“1億円超”請求した運転者の告発とは

    フォトニュース 

  • 3
    フォードCEOが告白、年収1,800万円でも“5,000人の技術職”が埋まらない衝撃

    フォトニュース 

  • 4
    大谷に残された“唯一の未踏領域” これを獲ればGOAT確定…指揮官が語る「可能性は十分ある」

    フォトニュース 

  • 5
    「ちゃんと磨いているのに…」思わず周りを不快にさせてしまう“口臭”はなぜ起きるのか?

    ヒント 

話題

  • 1
    「NATOのレッドラインが破られた朝」ロシアドローンがルーマニア領空を突き抜けた“危険すぎる理由”

    フォトニュース 

  • 2
    少女がガラス越しにキスすると、巨大なライオンが“反応”した

    フォトニュース 

  • 3
    暖かい床でとろけていた“5きょうだい”子犬たちの、その1年後

    フォトニュース 

  • 4
    「ボクだって心は赤ちゃんなの!」ベビーカーの子を見た巨大ワンコが見せた“可愛すぎる反応”

    フォトニュース 

  • 5
    「社員はネズミ、上層部はネズミの卵!?」中国企業の異常すぎる“企業文化”に批判殺到

    トレンド 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]