中国のある店舗で、今秋発売予定の「iPhone 17」シリーズの実物モデルが展示されている。
21日(現地時間)、IT関連の情報提供者であるマジン・ブー(Majin Bu)氏は自身のX(旧Twitter)アカウントで「中国のある店舗で、私が提供したCADモデルを使用し、様々なiPhone 17のモデルが旧モデルと、どう異なるかを展示している」と投稿した。
マジン・ブー氏が同日投稿した動画によると、約2か月前に彼が予想したiPhone 17シリーズのレンダリングが実物として再現され、中国のある店舗で展示されていた。
動画に登場したモデルは、iPhone 17、iPhone 17 Pro、iPhone 17 Airなどと思われる。

動画内の「iPhone 17」は長方形のカメラバーを搭載し、全体的に丸みを帯びたコーナーデザインを維持している。また、薄型iPhoneとして知られる「iPhone 17 Air」にはカメラが1つのみ搭載されている。大型ディスプレイを搭載した「iPhone 17 Pro」モデルでは、従来よりも大型化したカメラアイランドが確認できる。
流出したレンダリングを基にモデルが製作され展示されるほど注目を集めているiPhone 17シリーズは、全てアルミニウムフレームを採用し、3nmプロセスの「N3P」で製造されたA19チップセットを搭載する見込みだ。
Proモデルでは全カメラが4,800万画素にアップグレードされる予定だ。また、iPhone 17とiPhone 17 Airには120Hzのディスプレイが採用されるとの観測もある。
一方、iPhoneの90%を中国で生産するアップルは、米中貿易戦争の影響で価格上昇が避けられない状況に直面している。先月、インドから20億ドル(約2,841億6,947万円)相当のiPhoneを輸入したことから、関税による価格上昇の懸念がアップルに影響を与えているのではないかとの分析も出ている。