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2024年10月05日土曜日
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50歳未満で発症する「早期発症大腸がん」死亡リスクを90%の精度で予測できる量子機械学習モデルが成功

引用=ニュース1早期発症大腸がん患者の死亡リスクを予測できる量子機械学習モデルが開発された。韓国の延世(ヨンセ)大学医科大学の生命システム情報学教室のパク・ユラン教授チームは12日、早期発症大腸がん患 ...

【イギリス総選挙】野党の労働党が圧勝で政権交代の展望…スナク首相の保守党、歴史に残る惨敗か

引用=ロイター連合イギリスの総選挙で、野党である労働党が約20年ぶりの政権交代に成功するとの展望が出ている。リシ・スナク首相の率いる保守党は、史上最悪の敗北に直面すると見られる。ファイナンシャル・タ ...

専門家が予測する次期米国大統領選挙…バイデン大統領が得票率ではリードするも選挙人投票ではトランプ前大統領が勝利

ドナルド・トランプ前米大統領(左)とジョー・バイデン現米大統領。/引用:AP通信今年11月に行われる次期米国大統領選挙で、ドナルド・トランプ前米大統領が当選する可能性は66%であると選挙専門家が予想 ...

お口の中の細菌で大腸がんを予測!

口腔内の細菌により大腸がんの発症リスクを予測できるという研究結果が出た。 4日、韓国メディア朝鮮ビズは、韓国の研究チームが数年間にわたって研究した結果、歯周病を引き起こす口腔細菌、フソバクテリウム・ヌクレアタム(Fusobacterium nucleatum)と大腸がんとの関連性を明らかにしたと報じた。 報道によると、アメリカのフレッド・ハッチンソンがん研究センター(Fred. Hutchinson Cancer Research Center)と韓国・朝鮮大学の共同研究チームは、人間の口腔内の細菌と大腸がんとの相関関係を解明したとし、先月21日にイギリスの科学誌『ネイチャー』に掲載されたという。 ネイチャーに発表された内容によれば、研究チームは韓国人の口腔から分離した細菌と大腸がん患者の腸内細菌を比較する実験を行った。 これまで口腔細菌であるフソバクテリウム・ヌクレアタムが大腸がん患者の腸内で検出されるとの報告はあったものの、大腸がんの発症にどのような影響を与えるかは明らかにされていなかった。 研究チームは、フソバクテリウム・ヌクレアタム亜種(生物分類における種より下位の区分の一つ)の中でどの亜種が大腸がんに重要な役割を担うのか・働きかけをするのかを解明するために、世界中から口腔細菌を集めて研究したとされている。 フソバクテリウム・ヌクレアタムの亜種「アニマリス」を遺伝子解析を通じてC1、C2の二つのグループに分けて実験した結果、口腔がんの病巣がない韓国人の口腔細菌では、C1、C2に属する菌株が同じ割合で存在することが確認された。大腸がんの病巣から分離した菌株は全てC2に属することも確認された。 C2株が大腸がんの発症に影響を与えることがわかった。 これをマウスモデルを用いて実験した結果、C2株を投与されたマウスの大腸でアデノーマの生成が有意に増加していることが確認された。アデノーマは大腸ポリープの中で将来がん化する可能性のあるポリープを指す。 腸内の代謝産物もC2株を投与した時に急激に変化した。抗酸化作用に関与する成分も減少したという。C2株が大腸組織の細胞に酸化ストレスを生成し、炎症とがんに進行する可能性を高めたという。 研究に参加したグク・ジュンギ朝鮮大学歯学部教授は、「今回の研究でフソバクテリウム・ヌクレアタムの亜種の中でもC2株が大腸がんとの関連性が高いことが初めて確認された」とし、「これらの菌株は胃酸のように高い酸性環境下でも生存でき、口腔を通じて直接大腸まで到達できることが確認された」と語った。 また、「今回の研究結果は大腸がんの発症を予測するキットの開発に活用できると見られる」とし、「唾液や便からC2株を選択的に検出すれば、発症する可能性を予測できる」と説明した。 一方、今回の研究は2019年にフレッド・ハッチンソンがん研究センターのクリストファー・ジョンストン(Christopher D. Johnston)博士がグク教授に共同研究を提案し始まったとされている。 グク教授は2005年から韓国で唯一の口腔微生物資源銀行(研究素材銀行:KNRRC)を運営し、2000年に朝鮮大学口腔生化学教室に配属されて以来、菌株の分離と同定の研究を20年以上行ってきた。 今回の研究には、グク教授とその同僚らが約20年間にわたって集めた試料が利用されている。

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