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2024年12月23日月曜日
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10回も注射針で刺されたのに…連続殺人犯の死刑執行が延期された衝撃の理由

連続殺人犯の静脈が見つからず死刑延期 注射針を10回刺したが結局失敗 過去の類似事例では窒素ガスによる死刑執行 米国で50年間服役した連続殺人犯に対する死刑執行が延期された。 去る27日(現地時間)、英BBCなど海外メディアが、米国アイダホ州の州都ボイシの矯正施設で連続殺人犯トーマス・クリーチの死刑執行に失敗したと報じた。 刑務所側は、この日午前10時に静脈に毒物を注入する(IV)方式による死刑執行を予定していたが、静脈を見つけられず、トーマス・クリーチの死刑執行を行うため、両手足の静脈に注射針を10回刺したものの結局失敗に終わった。 矯正当局は「州政府の死刑執行令状が失効し、次のステップを検討している。死刑執行のために裁判所から再び令状を取得するか、執行を無期限延期するか検討中にある」と伝えた。 これに対し、トーマス・クリーチの弁護人側は「個人が知られていない状態でなにかしらの訓練を受け、死刑執行に割り当てられると、このようなことが起こる」と当局を非難した。 トーマス・クリーチは米国の3つの州で5件の殺人を犯した容疑で1974年から50年間刑務所に収監され、1981年には同時期に収監されていた囚人を殺害した 過去、2022年にアラバマ州でも死刑囚ケネス・スミスの死刑執行のため毒物を注射しようとしたが、静脈が見つからずに失敗したことがある。 その際にアラバマ州当局は窒素ガスに方式を変えて再び死刑執行したといわれている。 窒素ガスを用いた死刑は、死刑囚にマスクをかぶせた後、窒素ガスを注入し低酸素症で死に至らしめる死刑方式である。 世界で初めて執行された死刑方式には多くの人が驚き、批判の声があがったようだ。

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