世界的なベストセラーファンタジー小説『指輪物語』を原作とする大ヒット映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの続編がおよそ20年ぶりに公開されるという。
9日(現地時間)、アメリカのエンタメメディア「Variety」によると、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのCEOデビッド・ザスラフはゴラムを主人公にした『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの続編『ロード・オブ・ザ・リング:ゴラムの捜索(仮題・Lord of the Rings: The Hunt for Gollum)』を2026年に公開すると発表した。
今回の続編は、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでゴラムを演じた俳優アンディ・サーキスが自ら監督、主演を務めるという。
この日、発表に合わせてリリースされた声明でアンディ・サーキスは、ゴラムの名ゼリフ「Yes, Precious!(日本語吹き替え版:いとしいしと)」と述べ、「大切な友人たちと再び未知の世界への冒険に出る時が来た」と『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの新作制作に興奮する気持ちを伝えた。
今回の新作には、『ロード・オブ・ザ・リング』三部作や『ホビット』三部作を手がけたピーター・ジャクソンがプロデューサーを務め、フラン・ウォルシュとフィリッパ・ボウエンが脚本とプロデューサーで参加する。
『ロード・オブ・ザ・リング』三部作の累計世界興行収入は29億1,000万ドル(約4,500億円)に達する。また、興行面だけでなくアカデミー賞で複数の部門を受賞するなど、作品性も評価されている。
今回の新作は2003年の『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』以降、約20年ぶりに制作される続編で、ファンたちの熱い視線が寄せられている。
一方、神山健治が監督を務める前日譚となるアニメ映画『The Lord of the Rings:The War of the Rohirrim』は今年12月13日のアメリカ公開が予定されている。
写真=映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ