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2024年12月22日日曜日
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大手企業から公務員へ挑戦したが…悪質な苦情が招いた悲劇

韓国の放送局SBSの『SBS ニュースストーリー』の取材班が、金浦(キンポ)市の9級公務員の死亡事件を調査し、悪質な申し立てから苦しむ公務員の生活を照らし出した。 今週4日に放送された同番組では、金浦市の9級公務員A氏の死に関連した証拠を遡及し、若い公務員の退職増加の原因と実態を指摘した。 昨年3月5日、金浦市の9級公務員A氏が死亡した状態で発見された。金浦市道路管理課で地域内の道路補修を担当していたA氏は、死亡直前まで悪質な苦情に悩まされ、一部の苦情者によりインターネット掲示板に個人情報が公開された。A氏の家族と同僚は、個人情報の公開が悲劇を引き起こしたと主張する。 同番組の取材班は、A氏が死亡する前に何が起こったのかを調査した。取材の結果、特に雨雪が多かった昨冬、金浦では道路のひび割れ、「甌穴」に関する苦情が急増した。A氏の同僚は「通常1日に50~60件、多いときには100件も苦情電話があった」と説明した。 金浦市が道路補修工事を予定より早めることにしたところ、A氏が担当していた道路の工事が昨年2月29日に行われた。しかし、今度は補修工事により道路が規制されて渋滞が起きるという苦情が相次いだ。その過程で同掲示板に「工事を許可した担当者」としてA氏の個人情報が掲載された。 A氏が死亡する前に親しかった同僚と最後に交わしたメッセージの会話には「出勤したくない」、「トラウマで仕事ができない」という内容が含まれていたとのことだ。 A氏は大手企業の研究員として働いていたが、遅ればせながら30代後半で公務員に挑戦した。新たなスタートからわずか1年6ヶ月で死亡した。困難な状況にもかかわらず同番組のインタビューに応じたA氏の家族は、苦情者が個人情報を公開したことが一家を崩壊させたとして憤りを吐露した。 韓国行政安全部によれば、悪質な苦情は毎年増加している。暴行や罵倒などを伴う悪質な苦情は、2019年の38,054件から2022年に41,559件にまで増加した。苦情対応の現場では、違法行為だけでなく、法令の枠内で業務を繰り返し妨害する悪意ある苦情も問題だと指摘される。 繰り返される悪意ある苦情とは、同じ内容の苦情を電話やオンラインなど様々な受付窓口を通じて継続的に提出し、公務を妨害する行為を指す。同番組が取材した一部の公務員は、10か月以上も同じ人の苦情に悩まされたと語った。この苦情者は「苦情を500件出す」と言い、「今日は500分の1」という冗談混じりのタイトルで苦情を提出した。現場の公務員は「10年間同じ苦情を提出する人もいる」として苦悩を吐露した。 悪質な苦情による職務ストレスと行政サービスに対する社会的レベルの上昇に伴い、現場の苦情対応業務は急速に増えている。増えた業務に対して給与は圧倒的に少ない。過去5年間で若い公務員が次々と退職している。かつて「神の職場」と称賛された公務員がどうしてこんなことになってしまったのだろうか?

自殺を図り「ゴールデン・ゲート・ブリッジ」から飛び込んだ男を「正体不明の動物」が救う!

観光名所「ゴールデン・ゲート・ブリッジ」自殺を図り飛び込んだ男性を「アシカ」が救う現在はメンタルヘルスと自殺予防の講演者に サンフランシスコのランドマークと聞いて、多くの人々が最初に思い出すのは真っ青な空と海に映えるオレンジ色が印象的な「ゴールデン・ゲート・ブリッジ」だろう。 24年前、このゴールデン・ゲート・ブリッジから自殺を図って飛び降りた男性の近況が伝えられた。 11日、あるオンラインコミュニティに「2000年、19歳のケビン・ハインズ(Kevin Hines)は、ゴールデン・ゲート・ブリッジから飛び降り、脊椎を骨折した」という内容が投稿された。 当時19歳のハインズは、うつ病、双極性障害などのメンタルヘルスに悩み、自ら命を絶つことを決意した。 高さ67mの橋から飛び降り自殺を図った彼は、脊椎が折れて溺死するか、凍死する危機的状況だったが、「偶然にも正体不明の何かに助けられ救助されるに至った」と複数のメディアに語っていた。 テレビを通じて彼の話を聞いた事故の目撃者は、その正体不明の何かはアシカであり、「水中に落ちてきた彼を下から支えて浮かせることで、救助隊が到着するまで持ちこたえることができたようだ」と明かした。 14時間の大手術を経て一命をとりとめたハインズは、「橋の上に立っていた時、誰かが私に『大丈夫か』と尋ねてきたら、もしかしたら自殺をとどまったかもしれない」と語り、「動物までが危険にさらされた私を助けてくれたのだから、私も人々を助けるようなことをするべきだと思うようになった」と述べた。 現在42歳のハインズは、自身の経験をもとにメンタルヘルスと自殺予防の講演者となり、世界中を回って自身の体験を共有している。 彼は「何かに苦しんでいる人を見たら、あなたから先に近づき、何かあるのか尋ねて心を開かせるようにしてほしい」とし、「あなたが他の人の変化のきっかけになることもある」と述べた。 ハインズは、妻とともにメンタルヘルス関連の財団を設立し、講演や本を出版したり、自殺防止ドキュメンタリーを制作したりするなどを通じて、誰かの助けを必要とする人々をサポートする活動を行っている。 彼の講演を聞いたあるネットユーザーは、「彼の講演はこれまで私が聞いた講演の中で最も価値のあるものだった」とし、「私が指導している多くの生徒たちが、彼の講演を聞いて自身の人生を真剣に考える機会になればいいと感じた」と語った。

「認知症に対する理解向上の必要性」認知症の90代母の死を悲観した娘二人も自殺

90代の認知症の母の死を悲観し、娘二人も自殺 韓国ソウルのあるアパートで90代の老母と60代の姉妹の計3人が死亡した姿で発見された。 6日、江東(カンドン)警察署と消防当局によると、午前0時14分頃、江東区のアパート団地で「花壇に人が倒れている」という通報があり、救急出動した。 現場では姉妹とみられる60代の女性2人が亡くなった姿で発見され、姉妹の母親が住むアパート内の一室では母親が息を引き取っていた。 家からは姉妹が書いたと思われる遺書も発見された。遺書には認知症を患っていた母親の死を悲観する内容が綴られていたとのことだ。 警察は二人の娘の死に他殺の可能性はないとみている。認知症を患っていた母親が死亡したのち、姉妹が自殺に踏み切ったものとみて捜査を進めている。 自宅で死亡した90代の母親は老衰による自然死と推定されている。しかし、正確な死亡経緯を把握するために検死も検討しているとのことだ。 一方、韓国の国家精神保健サービスポータルサイトの医学情報によると、老化と関連した認知障害は紀元前から記録が始まった。過去には防止も治療もできない老化の一つの過程と考えられてきた認知障害だが、次第に一般的な老化とは分けて理解され始め、現代社会では、認知症の予防と治療のために多くの研究が絶えず行われている。

故イ・ソンギュンの麻薬投薬容疑に関連し、捜査情報を流出させた警察関係者を逮捕

自身の麻薬投薬容疑に対する警察の捜査中に死亡した韓国の俳優、故イ・ソンギュン氏の捜査情報を流出させた容疑で、仁川警察庁所属の警察官一人が逮捕された。 21日、京畿道(キョンギ道)南部警察庁の反腐敗・経済犯罪捜査隊は、同日午前、仁川(インチョン)警察庁所属の幹部クラスの警察官A氏を緊急逮捕した。 A氏はイ氏の事件に関連する捜査の進行状況が含まれた報告書を外部に流出させた疑いが持たれている。 警察はA氏を逮捕すると同時に、彼が所属する部署を含め、仁川警察庁に対する二度目の家宅捜索も行った。 警察はA氏を京畿道南部警察庁に移送後、捜査情報流出の経緯全般を調査し、押収物に対する分析も開始する方針だとした。警察関係者は「押収物の分析と捜査情報流出の経緯などについてA氏を取り調べる予定」としながらも、「具体的な捜査内容についてお答えすることはできない」と言葉を濁した。 一方、イ氏の麻薬投薬容疑は昨年10月19日にマスコミの報道で初めて明らかになったが、イ氏はそれより5日前の10月14日に被疑者身分に切り替えられ、立件されていた。 その後、彼は約2ヶ月間、3度にわたって警察の召喚調査を受けた。 警察捜査の最中、イ氏は昨年12月27日に3度目の召喚調査を受けてから4日後、ソウル市鍾路区(チョンノ区)の公園付近で亡くなった姿で発見された。 その後、イ氏も出演した大ヒット映画『パラサイト』で有名なポン・ジュノ監督など、文化芸術界を代表する人物たちが、イ氏の事件と関連して、捜査情報流出の経緯に対する真相究明を要求していた。

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