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2024年11月15日金曜日
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ハウスダストに含まれるダニがあなたの健康を脅かす…花粉よりも多く見られるアレルギー反応

韓国の成人たちの間でアレルギー反応が最も多く見られる物質 春になると様々なアレルギーにより健康に支障が出る人も多いだろう。 さて、これまで花粉症だと思っていたアレルギー症状について、実は「敵」が家の中に存在する可能性があるいうのだ。犯人は「ハウスダスト」だ。 ハウスダストにはダニの死骸やフンが混ざっていることも多いが、どのように管理すべきなのだろうか。 嘉泉(カチョン)大学病院のカン・ソンユン教授、江原(カンウォン)大学病院のクォン・ジェウ教授、仁濟(インジェ)大学一山白(イルサンペク)病院のチョン・ジェウォン教授の共同チームが行った研究によると、韓国の成人男女がもっとも多くアレルギー反応を示す物質はハウスダストに含まれるダニだという結果がでた。 数値を見ると、北米のハウスダストのダニ、ヨーロッパのハウスダストのダニに対するアレルギー反応がそれぞれ30%以上と高く出た。 一方、花粉へのアレルギーは10%未満と比較的低い数値を記録した。 特にハウスダストに含まれるダニは非常に小さく、肉眼では見えないレベルだ。 寝具やカーペット、カーテンなどで主に生息し、皮膚の角質、ホコリ、カビの胞子などを餌にする。 また、あたたかく湿った環境でよく繁殖するため、構造上、換気がしづらい高層のマンションなどでよく発見される。 ハウスダストに含まれるダニは人間の体にくっつき吸血することなどはないが、健康に影響を及ぼす可能性は十分にある。 カン・ソンユン教授は「ハウスダストのダニの死骸や排泄物などに含まれる20種類以上のアレルゲン(原因物質)が体内に入ったとき、アトピー性皮膚炎の悪化、アレルギー結膜炎などの症状が出ることがある」と説明した。 アレルゲンが呼吸器を刺激するとアレルギー性鼻炎を引き起こすこともある。症状が慢性化すると蓄膿症、中耳炎などの合併症が生じる可能性があり、喘息患者は発作が悪化する恐れがある。 アレルギー症状があらわれたらステロイド、抗ヒスタミン成分の薬を飲む必要がある。薬局でもアレルギー薬を買うことはできるが、定期的な管理が必要であれば病院を訪れるべきだ。 病院では、皮膚反応テストと採血検査を通じて症状を引き起こす原因物質を見つけることができる。症状が重い場合は免疫療法を処方することもある。 カン・ソンユン教授は「アレルギー症状がひどい患者に対しては、ショック療法のようにハウスダスト内のダニを少量投与して体質を変える方法も提案している」と説明した。 予防のためには、ハウスダストに含まれるダニにさらされないようにすることが最も重要だ。湿度が50%以上の環境で活動的になるので、室内の湿度を40%以下に保つ必要がある。 寝具、カーペット、毛布などは少なくとも1〜2週間に一度、55℃以上の温水で洗濯し、日光に十分に乾かすのが良い。ダニが侵入できない特殊なベッドカバーを使用し、カーテンの代わりにはブラインドを使用することも一つの方法だ。 また、頻繁に換気し、定期的に掃除をしてホコリを除去するなど、基本的な衛生管理を徹底する必要がある。 カン・ソンユン教授は「ハウスダストに含まれるダニは夜に活動し、その際に排泄物が多く排出される可能性があるため、朝起きた直後に換気をせずに布団を叩くなどの行動は注意すべきだ」とアドバイスした。

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