中国の陸上スター、呉艶妮(ウー・ヤニ)が20日に、中国南東海岸の廈門(アモイ)で開催された「ダイヤモンドリーグ」女子100mハードルで、13秒04という低調な記録を出し、批判を受けている。中国のネットユーザーたちは彼女の不振が美容に関連していると見ている。
7日、香港メディア「South China Morning Post(SCMP)」によると、呉艶妮は試合中、キラキラ輝く星型のハイライトメイクを施し、かなり露出度の高いウェアを着ていたという。
第1レーンで走った彼女は出だしからよくないスタートを切るも、最初のハードルに到達する前に、早い段階で競争相手に遅れをとってしまった。
彼女は他の選手との差を縮める努力をしたものの、最終的には10位という結果となった。
試合後、彼女は「他の選手が速すぎた。努力したが、最初のスタートが良くなかったためリズムが乱れ、追いつくには遅すぎた」と語った。
しかし、ネット上では彼女の不振が美容と関連していると見ている。あるネットユーザーは「ファンはあなたの美貌ではなく、試合を見に来た。その過程と結果を高く評価する」と述べた。
ベトナムの大手ウェブメディア「VNエクスプレス(VnExpress)」によると、Weiboユーザーの多くは、呉艶妮がダイヤモンドリーグ期間中に濃いメイク、ネックレス、リング、ブレスレット、時計、マニキュア、つけまつげなどを身につけていたと批判した。また、試合中に背中を露出し、タイトなドレスを着ていたことも指摘された。
一方で、呉艶妮は依然として世界ランキング39位につけ、女子100mハードルでは中国勢の中で最も高い順位を維持している。
呉艶妮は昨年8月に、中国南西部の四川省成都で開催された国際大学スポーツ連盟(FISU)ワールドユニバーシティゲームズ(FISU World University Games・旧ユニバーシアード)陸上女子100mハードルで12.76秒を記録し銀メダルを獲得、パリオリンピックの出場権を確保した。ただ、昨年10月1日に東部の浙江省杭州で開かれたアジア大会では、フライングで失格となった。