パリオリンピック組織委員会は、韓国を北朝鮮と呼び、南スーダンの国家ではなくスーダンの国家を流すなどのミスを繰り返してきたが、今度はアルゼンチンの国旗の代わりに中国の五星紅旗を画面に映し出すミスを犯した。
アルゼンチンの競泳選手マカレナ・セバジョスが女子平泳ぎ100m準々決勝の競技に参加するために入場する際、大型スクリーンにはアルゼンチンの国旗ではなく中国の国旗が登場した。
セバジョス選手は五星紅旗を見て信じられない様子で2度も振り返りながらも平常心を失わずに笑顔で入場したが、当時生中継をしていたアルゼンチンのキャスター、ゴンサロ・ボナデオ氏は「アルゼンチンの国旗ではなく中国の国旗だ。信じられない。今回の試合には中国選手も出場していないのにこんなミスが起こった」と驚きを隠せなかったと現地メディアのインフォバが29日(現地時間)に報じた。
ほとんどのアルゼンチン国民は、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)において韓国を北朝鮮と呼び、南スーダンの国家ではなくスーダンの国家を流すのは分断国家を混同した無知から生じたミスだとするなら、なぜ国旗の色や国名が全く異なるアルゼンチンと中国を混同したのか理解できないと不快感を示した。
特に、アルゼンチンのネットユーザーたちは、オリンピック開幕初のサッカー試合であるアルゼンチン対モロッコ戦で、得点取消で敗北したことでオリンピックに対する世論が芳しく中、再び国旗のミスが発生したため、「わざとやっているのではないか」と「陰謀論」を展開することもあった。