中国メディア「 Global Times」は30日、2024年パリ五輪で韓国の国名と国旗表記を巡り論争が続いており、韓国のネットユーザーが怒りを表していると報じた。
今大会開会式から、パリ五輪組織委員会の失態が相次いでいる。26日、開会式に入場した韓国選手団を、場内アナウンスがフランス語と英語で誤って北朝鮮と紹介したことで論争が招いた。
28日、パリ五輪公式ソーシャル・メディア(SNS)には、フェンシング男子サーブル個人戦で金メダルを獲得した「オ・サンウク」の英語名を「オ・サング」と誤って表記した。
「Global Times」は、パリ五輪での韓国国旗に関する失態はこれだけではないと紹介した。仏メディアが、日本と韓国の国旗を合成し韓国国旗を制作し、メダル集計順位表では韓国を紹介しながら、韓国国旗ではなく南アフリカ共和国の国旗を誤表記したと伝えた。
しかし、このようなミスに対し、中国の一部のネットユーザーは「韓国が過敏に反応している」との反応を示した。フランス人の凡ミスから生じたことだが、韓国がこれを理解できず過剰反応をしているいう意味だ。
中国最大のポータルサイト「バイドゥ(百度)」と「ウェイボー(微博)」には、韓国国旗をはじめとする国名の誤表記など韓国に関連した五輪ニュースが、検索ランキング上位にランクインすることもあった。また、これに合わせて韓国を嘲笑する声も上がっている。
韓国誠信女子大学創造融合学部ソ・ギョンドク教授は、これについて「中国人の韓国に対する劣等感は、今回のオリンピックでも表れている」とし、「私たちはこのような失態に対して怒りや非難だけをするのではなく、正式な抗議と訂正をしなければならない」と強調した。