パリオリンピックの選手村で相次ぐ盗難被害が起きている。
30日(日本時間)、海外の複数のメディアによると、28日にラグビー7人制男子の日本代表選手が選手村で結婚指輪やネックレス、現金など、約3,000ユーロ(約48万円)相当を盗まれ、警察に被害届を提出した。
開会式前日には、オーストラリアのホッケー代表チームのコーチが、クレジットカードを盗まれ、900ユーロ(約14.5万円)を不正使用される被害にあったという。
選手村の設置以降、現在まで5件の盗難に関する被害届が出されている。
現在、警察が事件を捜査中だが、犯人逮捕は不可能に近いと話している。選手たちの生活空間には防犯カメラが設置されておらず、外部の人間の出入りも制限されているためだ。
さらに、選手が競技以外の大半の時間を過ごし、試合を控えた選手たちが滞在する場所でもあるため、警察が家宅捜査することも難しい状況だという。