3.8 C
Tokyo
2024年12月22日日曜日
ホームトレンドジョコビッチが悲願のオリンピック金メダルを獲得し、「生涯ゴールデンスラム」達成

ジョコビッチが悲願のオリンピック金メダルを獲得し、「生涯ゴールデンスラム」達成

37歳となった今も世界ランキング2位に君臨するノバク・ジョコビッチがパリオリンピックの男子シングルスを制し、悲願の「生涯ゴールデンスラム」を成し遂げた。

4日(現地時間)、セルビア代表のジョコビッチと世界ランキング3位の21歳の新鋭、スペイン代表のカルロス・アルカラスの顔合わせで行われたテニス男子シングルス決勝は、序盤から互いに譲らず、2セット連続で6-6のタイブレークに突入する2時間50分に及ぶ接戦となった。

終盤、強烈なフォアハンドをクロスに決めたところからジョコビッチが流れを引き寄せ、4連続ポイントで試合を決め、セットカウント2-0でアルカラスを下し、金メダルに輝いた。

この結果、ジョコビッチは4大大会優勝にオリンピック金メダルを加えた生涯ゴールデンスラムを達成した。

生涯ゴールデンスラムは男女通じて、史上5人目の偉業である。過去には、シュテフィ・グラフ(ドイツ)、アンドレ・アガシ(アメリカ)、セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)、そして、ジョコビッチの長年のライバル、ラファエル・ナダル(スペイン)が達成している。

4大大会では歴代最多の24勝を誇るジョコビッチだが、オリンピックとの相性は悪く、メダルは2008年北京大会の銅メダルのみだった。「この勝利を20年近く待ち望んでいた。私のすべてを金メダルのために捧げたほどだ」とし、「非常に厳しい戦いだった」と感想を述べた。

ジョコビッチは6月上旬に全仏オープンの4回戦で膝を負傷して手術を受けたため、今回のオリンピック出場は不透明だった。

そして、オリンピックの会場でもあるローラン・ギャロスで開催された全仏オープンを制したのがアルカラスだった。

怪我を押して出場した7月のウィンブルドン選手権決勝では、アルカラスにセットカウント0-3で敗れたジョコビッチだが、リベンジに成功しオリンピックの勝利の女神は彼に微笑んだ。

テニス男子シングルスの史上最年少金メダル記録更新も期待されたアルカラスは、4年後のロサンゼルス大会で金メダルに再挑戦することになる。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください