北朝鮮が2大会ぶりに参加するパリオリンピックで、2個の銅メダルを追加で獲得した。
6日夜(日本時間)、女子10メートル高飛び込み決勝が行われた。女子高飛び込みは5回の演技を行い、空中姿勢の美しさや入水した時にどれだけ水しぶきを抑えられたかなどをもとに合計得点で順位が決まる。
ともに中国代表で金メダルの全紅嬋 (425.60点)、銀メダルの陳芋汐(420.70点)には大きく離されたものの、北朝鮮のキム・ミレが合計372.10点を獲得し、銅メダルを獲得した。
先月31日にもキム・ミレはシンクロ高飛び込みで銀メダルを獲得しており、北朝鮮にシンクロ、個人ともにダイビング種目史上初のオリンピックメダルをもたらした。
7日午前にはレスリング男子でも、リ・セウンがグレコローマンスタイル60キロ級3位決定戦で、ベネズエラのライベルホセ・ロドリゲスオロスコに8-0で完勝し、銅メダルを獲得した。
2020年東京大会は新型コロナウイルス感染症パンデミックを理由に選手派遣を見送り、2大会ぶりの参加となった北朝鮮は、現在まで銀メダル2個、銅メダル3個を獲得している。
北朝鮮の歴代夏季オリンピック最高成績は、金メダル4個、銅メダル5個を獲得した1992年バルセロナ大会である。
2016年リオデジャネイロオリンピックでは金メダル2個、銀メダル3個、銅メダル2個を獲得したが、パリ大会ではまだ待望の金メダルは出ていない。