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2024年12月22日日曜日
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交通事故で亡くなった婚約者の母親を慰めるため「魂の結婚式」を決心した女性

台湾で交通事故で婚約者を亡くした女性が彼の母親を慰めようと「魂の結婚式」を挙げることにしたというニュースが注目を集めている。

先月、複数の中華圏メディアによると、婚約者の男性が運転する車に乗って移動していたところ、女性は車両4台の追突事故に巻き込まれたという。

当時、車内には2人のほかに婚約者の姉と友人の4人が乗っていた。女性はこの事故で足を負傷したが、負傷した身体を引きずって後部座席にいた友人を救出し、他の車両からも2人を救出することに成功した。

しかし、運転席側の被害は大きく、婚約者と彼の姉を救出することはできなかった。車両に閉じ込められた兄妹は病院に緊急搬送されたが、結局息を引き取った。

婚約者の母親は夫と死別し、10年前にも交通事故で長男を失っていたため、今回の事故ですべての家族を失い、失意のどん底にいた。

婚約者を救えなかった罪悪感に苛まれていた女性は、彼の母親は自分が支えると約束するため、「魂の結婚式」を挙げることにした。

「魂の結婚式」は中華圏で約三千年以上前から続いている風習で、亡くなった人の衣服や生前の写真などを用いて、伝統的な婚礼と同様の流れで進行する。この風習が現在もなお残っているのは、結婚などの願いが叶わずに亡くなった場合、来世でも安寧を見つけられないという信心によるものである。

このニュースを見た現地のネットユーザーたちは「危機的状況で他の人の命まで救った女性の勇気が素晴らしい」、「婚約者の家族に対する責任感と愛情が感動的だ。魂の結婚は慰めの一つになりえる」と女性を称賛した。

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