韓国市場を攻略しようと、海外の高級コーヒーブランドやスイーツブランドが韓国国内に競うように1号店をオープンさせている。
12日、韓国の放送局「チャンネルA」によると、同日午後、ソウル・汝矣島(ヨイド)のあるデパートの前に長蛇の列ができていた。
訪れた人々のお目当ては、チョコレートで有名な「GODIVA」が東京に続き世界で2番目にオープンした「GODIVA Bakery」の韓国1号店だ。
また、ソウルの高級エリア、清潭洞(チョンダン洞)には、コーヒー界のエルメスと呼ばれる「BACHA COFFEE(バシャコーヒー)」が進出し、最も高額のコーヒーは1ポットで48万ウォン(約51,000円)と高額商品が大半であるにもかかわらず、プレミアムコーヒーを体験したいという消費者で賑わっている。
伝統的な街並みが美しい西村(ソチョン)には、韓国の昔ながらの建設様式の住宅、韓屋(ハノク)の美しさをいかしたアメリカ・シカゴのスペシャルティコーヒーのパイオニア「INTELLIGENTSIA(インテリジェンシア)」が1号店をオープンさせた。
専門家は高額でも消費者が集まる理由について、「海外のプレミアムブランドの進出により、海外旅行をしなくても本場の味を体験できる良い機会になっている」と説明した。
現在までの順調なスタートぶりを見ると、今後も海外の高級コーヒーブランドやスイーツブランドの誘致競争は続くと見られている。