トッテナムの監督を経て、セリエAに復帰したSSCナポリのアントニオ・コンテ監督は開幕戦に0-3で大敗した。
19日午前（日本時間）、ナポリはエラス・ヴェローナのホームスタジアムであるスタディオ・マルカントニオ・ベンテゴディで行われたセリエA開幕戦で完敗を喫した。
後半5分、ヴェローナのダイロン・リヴラメントが先制ゴールを決めると、ナポリは後半30分とアディショナルタイムにダニエル・モスケラに追加点を許した。
セリエA復帰戦を最悪の結果で終えたコンテ監督だが、ファンに謝罪の意を伝え、チームの立て直しを誓った。
2020-2021シーズンにインテル・ミラノを率いてユベントスの10連覇を阻止し、セリエAの頂点に立ったコンテ監督は、2021年11月よりイングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーの監督を務めたが、2022-2023シーズンの途中、クラブと双方合意の下、契約を解除し退任した。
およそ1年の休養を経て、6月にナポリの監督に就任した。
ナポリは2022-2023シーズンに33年ぶりにセリエA優勝を果たしたが、昨シーズンは10位と低迷した。ナポリは昨シーズン、成績不振により監督が3人も交代し、新シーズンに向けコンテ監督に新たにチームを託した。
コンテ監督は過去、セリエAで4度の優勝を果たしており、サポーターも多くの期待を寄せていたが、初戦から失望を与える結果となった。
コンテ監督は「前半に1度もシュートの機会がなかったヴェローナだが、後半すぐにゴールを許し、追加点まで決められた。情熱的に応援してくれるナポリのサポーターに謙虚に謝罪しなければならない」と語った。
また、「結果に対しては監督である私が全ての責任を負うのが正しい」とし、「ナポリが再び競争力を取り戻すまでどれくらいかかるかはわからない。半年、いや、1年、2年とかかるかもしれない」とチームの立て直しにも言及した。