別れた彼女に対し、破局後に交際中のデート費用の半分を支払うよう脅迫し、ストーカー行為に及んだ33歳の男に罰金刑が言い渡された。
18日、清州(チョンジュ)地裁刑事3単独のキム・ギョンチャン部長判事は、恐喝ならびにストーカー犯罪の処罰等に関する法律違反の疑いで公判中の男に対し、罰金500万ウォン(約55万円)の判決を下した。
男は昨年9月に別れた元恋人に「交際中におごったデート費用の半分を支払わなければ、君の会社の前で1人デモをするぞ」というメッセージを送り、脅迫した疑いが持たれている。
彼女が送金しなかったため、男は実際に会社を訪れ、結果的に彼女は男に200万ウォン(約22万円)を支払ったことが捜査により明らかになった。
男は自宅前で待ち伏せするなど、6回にわたり繰り返しストーカー行為をした疑いもかけられている。
男は裁判で「恋人同士のささいなけんかだ」と否認したが、1審で男の主張は受け入れられなかった。
キム部長判事は「過去の交際中に支出した費用について、被害者が清算しなければならない法的義務がないにもかかわらず、繰り返し支払いを要求したり、被害者の自宅を訪れたりするなど、真っ当な行動ではない」とし、「被害者の精神的苦痛に配慮せず、まったく反省を見せていない点、ストーカー行為の回数と頻度を勘案して量刑を決めた」と説明した。