引っ越しの準備をしていた男性のゴミ屋敷を片付けていた清掃業者が、長い間放置されていた遺体を発見したという事件が報じられ、衝撃を与えている。
まいどなニュースなどが最近、清掃専門業者「スッキリン」の関係者とのインタビューを通じてこのような事件を報じた。
スッキリンの関係者によると、普段家の掃除をほとんどしない京都在住の男性は、他の地域での内定が決まった昨年12月に、スッキリンに掃除を依頼した。
それに従い、スッキリンスタッフ8人が4LDKの大掃除を行った。大掃除の途中、ベッドと毛布を片付けていた一人のスタッフが人骨を発見した。
男性は、よく家出をしていた母親が10年前に行方不明になったことを思い出し、母親の遺体である可能性があると推測した。その家には元々4人家族が住んでいたが、その男性の父親は3年前に亡くなり、姉は就職して別の場所へ移ったという。
不遇な家庭環境で育った男性は、子どもの頃から家が汚れていて特に悪臭を感じなかったと述べた。警察はこの事件について、殺人などの疑いはないと判断し、事故として処理した。
遺体が発見された後、作業を中断していたスッキリンのスタッフは、再び掃除を再開し、男性は何事もなく他の地域に引っ越した。
これに対しネットユーザーは、「近所でも人が亡くなったら、ハエが発生したり悪臭で周りの人が気づくはずなのに、同じ家に住んでいて気づかずに過ごすことができるのか?家出した母親だとしても、玄関に靴がそのままあるなら家にいることが分かるはずだ。家庭が崩壊するとそうなるのか?」、「偶然ユーチューブに投稿された動画を見た。息子はあまり驚いていないようで、発見した業者の方が驚いているようだった。むしろ言い訳のような説明に何となく不快感を覚えた。毛布に包まれていたようだが、亡くなった父親が隠したのだろうか?息子自身が隠したのなら、業者に見つかる前に手を打ったはずだ。何となくあまりにも無関心な家族だという印象を受けた」など、様々な反応を示した。