サウジアラビアのアル・ナスルに所属するクリスティアーノ・ロナウドが個人通算1,000ゴールを目指すと明かした。さらに、ブラジルのサッカーの王様ペレを意識した発言で注目を集めている。
28日(日本時間)、ロナウドは自身のYouTubeチャンネルにマンチェスター・ユナイテッド時代の同僚であるリオ・ファーディナンドと2023-2024シーズン、そして、未来に対する本音を語る動画を投稿し、その中で「1,000ゴールを決めたい。怪我がなければ41歳まで現役を続けて記録を達成したい」とし、「まずは900ゴールからだ」と語った。
現在、ロナウドは所属クラブでは769ゴール、代表チームでは130ゴールと、通算899ゴールを記録しており、900ゴールはまさに目の前だ。
サッカー界の個人最多得点者はペレだといわれている。
しかし、ペレの記録はFIFA基準では1,281得点、ギネスブックには1,279得点と掲載されており、さらに、本人は生前1,283得点と主張するなど、曖昧な点が多い。
これはペレの所属チームだったサントス(ブラジル)が、過去に非公式の親善試合を盛んに行ったためであり、実際の公式戦記録は757得点だとする見方が現在では濃厚だ。
そのためか、ロナウドはペレやアルゼンチンのアルフレッド・ディ・ステファノなど過去のレジェンド選手を意識して、「俺の得点はすべて映像として残っている」と動画の中で語った。ただし、「私はペレやディ・ステファノのような選手たちを当然尊敬している」と彼らへのリスペクトも同時に示した。
また、ロナウドは「ファンが望む限り、より多くのゴールを届けられるよう、努力したい」とし、「最大限の記録を達成し、ファンから認められたい。人々がどのような選手を好み、最高と判断するかには興味がない」と自身の確固たる考えを述べた。