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2024年11月05日火曜日
ホームトレンド屋内外問わず至る所で喫煙者が見かけられた中国も今は昔?上海市が年末までに屋外喫煙可能な場所を300ヶ所設置

屋内外問わず至る所で喫煙者が見かけられた中国も今は昔?上海市が年末までに屋外喫煙可能な場所を300ヶ所設置

引用=聯合ニュース

かつては屋内外問わず、いたるところで喫煙者が見かけられた中国だが、屋外でも喫煙可能な場所が指定区域に限定されるなど、今後、喫煙習慣が大きく変化していくことになりそうだ。

2日、中国共産党傘下の「環球時報」によると、上海市の保健当局は年末までに喫煙指定場所を300ヶ所設置する予定だという。設置後は、基本的に指定場所でのみ、タバコを吸うことができるようになる。さらに、喫煙者の歩きタバコによる受動喫煙防止も強化される見込みである。

上海市は屋内喫煙についても、さらに厳格に規則を施行し、罰則なども強化する方針である。

上海市は2017年3月より屋内の公共施設での喫煙を全面的に禁止してきた。新たな規則によると、市内全域の公共施設や屋内作業場、公共交通機関での喫煙が禁止され、幼稚園、小中学校、体育館、小児科病院などは屋外であっても禁煙区域に指定されるという。飲食店、ホテル、オフィスなど、禁煙が法的に定められている場所では、喫煙室や喫煙設備が全面撤去されることになった。

規則に違反した場合、個人の場合には50元(約千円)から最大で200元、法人や団体には2,000元(約4万円)から3万元(約60万円)の罰金が科される。

中国では北京市で2015年6月に屋内公共施設での喫煙を規制したのを皮切りに、その後、上海をはじめとする大都市を中心に屋内禁煙化を進めているが、いまだに遵守意識は低いという。

飲食店やホテルのロビーなどで堂々とタバコを吸う光景がしばしば見られ、喫煙者にとっては天国のような環境だといえるだろう。

そのため、上海市は屋外でも喫煙可能な場所を指定し、さらに屋内喫煙の取り締まりを強化することにした。しかし、市民の反発は少なくないと予想される。

上海市は新しい規則を導入することにより、屋内での喫煙を徹底的に禁止し、屋外でも受動喫煙による健康リスクを減少させ、市民の健康向上に努めたいと強調した。

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