ある企業の面接で、就職活動中の学生が代表から飲み物が必要かと尋ねられた際、特定のブランドの飲料を指定したエピソードが話題となっている。
ネット上では、その学生の対応が適切だったかどうかについて議論が交わされている。
最近、韓国のオンラインコミュニティ「DC Inside」の中小企業ギャラリーに「面接を受けたが、これは私が悪いのか？」というタイトルの投稿があった。
内容は以下記の通り。
先ほど、加山（カサン）デジタル団地にある中小企業の面接を受けてきた。
社長が笑顔で迎えてくれ、会議室に案内されて座っていた。
社長から「暑いね、何かお飲み物でも飲むか」と聞かれ、以前面接を受けた企業でよくVita500（エナジードリンク）をもらったことを思い出し、「Vita500をいただけますか」と丁寧に答えた。
すると、社長の態度が明らかに変わり、「こういうときは『大丈夫です』と言えばいいのでは」と言い、経理担当にコーヒーを用意するように指示した。
インスタントコーヒーが入った紙コップを持ってきて、それを飲んで、面接はスムーズに進んだ。
面接後、社長から「〇〇さん、今後はもっと丁寧にしてほしい」と言われた。
Vita500を一つ頼むのがそんなに悪かったのか？
暑くてたまらない天気の中、電車に乗って長時間かけて行ったのに、本当に悔しい！
このエピソードは多くの注目を集め、さまざまなオンラインコミュニティで共有された。ネットユーザーたちはコメント欄で多様な意見を交わしている。
ネットユーザーたちは「韓国の職場文化が厳しいと評価されるのも無理はない。気配りができないのにセンスを求める人たちが、そうした状況を作り出している。そして、その中での標準的な答えは『何でも大丈夫です』と言うことなんだろう」、「なければないと言えばいいのに、礼儀を持ち出すのもおかしい」、「そういう社会性は社会生活を通じて学ぶものだ」、「むしろ、あのようなことで人を恥ずかしめる方が、社会性に欠けているのではないか」、「二人ともおかしい」、「礼儀というよりはセンスの問題で、こういったことも面接の評価対象なのだろう」、「次からはこう言った方がいいと優しくアドバイスするべきで、あのように人を恥ずかしめるのは間違っているのではないか」など、さまざまな意見を示した。