人間の可能性が無限大であることを彼らは証明している。
先月31日(現地時間)、パリ・パラリンピック競泳男子100メートル自由形(運動機能障害S5)の決勝がデファンス・アリーナで開催された。
ウクライナのオレクサンドル・コマロフが1分7秒77のパラリンピック新記録で金メダルを獲得し、コマロフは200メートルの銅メダルに続く今大会2個目のメダルを手にした。
2位、3位には中国の郭金城、個人資格で出場しているNPAのキリル・プルバーが入った。
1分8秒22で同種目のアジア記録を更新し、2位に入った郭金城の泳ぎは特に注目を集めた。
郭金城は両腕がなく、脚力だけで水をかき分けるように泳ぐ。腕の代わりに頭を力いっぱい伸ばすように進んでいく。
翼を失った鳥が羽ばたこうと挑むような力強い泳ぎに、ネットユーザーたちは「腕があったら間違いなく優勝だ」、「挑戦し続ける姿が美しい」、「ここに来るまでどれだけ大変だっただろう」といった称賛のコメントが寄せられた。
郭金城は混合200メートルリレー(運動機能障害)では金メダルを獲得した。今大会では計8種目でメダルに挑戦する予定だ。
一方、決勝に出場した日本の田中映伍は8位でレースを終えた。