フランスの首都パリを代表するランドマークであるエッフェル塔に、パリオリンピックを記念して掲げられた五輪マークを今後も残す計画が、パリ市のアンヌ・イダルゴ市長によって明らかにされた。
31日(現地時間)、「AFP通信」などによると、イダルゴ市長は現地紙「ウエスト・フランス」とのインタビューで「(五輪マークを残すことで)パリオリンピックの盛り上がりを持続させたい」と語った。
パリオリンピックを前に、エッフェル塔の高さ60~70メートルの場所に大きな五輪マークのオブジェが設置された。
パリ市はエッフェル塔の所有権を持ち、管理会社SETEの大株主でもある。
イダルゴ市長はエッフェル塔がフランスを象徴する文化遺産であるため、エマニュエル・マクロン大統領にこの構想を文書で説明したというが、「決定権はパリ市長の私にある」と強調した。
また、彼女は国際オリンピック委員会の同意も得ていると語った。
しかし、エッフェル塔に設置されている五輪マークのオブジェは、幅29メートル、高さ15メートル、重さ30トンに達し、冬の強風に耐えるにはかなりの重さである。
そのため、同じサイズのより軽いオブジェを製作し、できるだけ早く交換したいと説明した。
今回のパリオリンピックでは、チュイルリー公園に設置された熱気球の聖火台も大きな人気を博しており、今後も保存を求める声が上がっている。
しかし、チュイルリー公園はパリ市ではなく国家の所有物だ。
イダルゴ市長は「(チュイルリー公園については)大統領が決定することだ」とし、「私の意見としては残してほしい」と述べた。
一方、イダルゴ市長の構想には市民の中からも賛否両論、様々な意見があがっている。