会員制ディスカウントマートのコストコで販売されているアメリカ産牛肉から、銃弾の破片が発見されたとの報告が出た。
10日、ハンギョレ新聞によると、7月19日、ソウル永登浦区にあるコストコ(楊平店)で焼肉用の肩バラを購入し焼いて食べていたAさんの口の中で硬い異物が感じられた。それは、米粒よりやや小さい2つの金属片だった。
成分を調べたところ、散弾銃の鉛弾の破片であることが判明した。アメリカの農場で鳥を追い払うために使用される散弾銃の弾が牛肉の中に埋まったまま韓国の大型マートまで流通していたことになる。
この牛肉は、食品特化の中堅企業の肉類輸入系列会社であるB社がアメリカのカンザス州の農場から輸入したものである。Aさんが購入した肉はB社から原料肉を仕入れたコストコが焼肉用に小分けして販売したものである。
B社が直接販売する原料肉は金属検出器で異物を金属検出器で取り除いている。一方、塊のままコストコに納品された肉には金属検出の手続きがなされなかったため、Aさんの食卓に上った。
散弾銃の弾が発見された後も、コストコの対応は消極的だった。コストコはAさんから鉛弾を回収した後、1週間以上特に説明をせず、Aさんが先に連絡をした後に「散弾銃の弾と思われる」との回答をした。
Aさんは「コストコは最初に輸入業者に問い合わせるよう責任を押し付け、問題の肉が他の顧客に売られた可能性を指摘すると『私たちに何ができるというのか』と回答した」と主張した。
コストコはメディアの関連質問に対し「運営上の問題は購入した会員が直接問い合わせる必要がある」とし、回答を拒否した。