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世界遺産にも指定された洞窟公園にスナック菓子「チートス」がもたらした重大な危機

川田翔平 アクセス  

引用=Facebook@CarlsbadCavernsNPS

アメリカ・ニューメキシコ州の国立公園で持ち込み禁止のスナックの袋が持ち込まれたことにより、洞窟の生態系に重大な影響を与えたと公園側が明らかにした。

10日、「CNN」はニューメキシコ州のカールズバッド洞窟群国立公園の洞窟内の遊歩道でスナック菓子のチートスが発見されたと報じた。

カールズバッド洞窟群国立公園では飲料水を除くすべての飲食が禁止されている。

公園側は公式SNSを通じ、「人間にとってはスナックの袋が落ちていてもささいなことだと思うが、洞窟の寿命で考えた場合、生態系を揺るがす事態になりかねない」と警告した。

そして、「トウモロコシの加工食品は洞窟の湿度により柔らかくなり、微生物や菌類を宿すのに最適な場所となる」とし、「スナックの周りにはカマドウマ、ダニ、クモ、ハエなどの一時的な食物網が作られ、周辺の洞窟や地層に栄養分をまきちらす。カビはさらに高い場所へとどんどん広がっていき、身を付けた後に死んで悪臭を放つ。さらにこのサイクルは継続してしまうのが問題だ」と説明した。

およそ20分かけて、レンジャーたちによりスナック菓子から生じたカビや異物を洞窟内の表面から取り除いたという。

公園側は「人々はどこに行っても大小問わず何かしらの影響をあたえるが、我々が与える影響はその後の世界をより良い環境にするものでなければならない」と呼びかけた。

カールズバッド洞窟群国立公園は1995年に世界遺産に登録された、連日数千人ほどの観光客が訪れる有名な観光地である。

全部で83の洞窟があり、世界有数の巨大な洞窟公園である。

洞窟の1つ、「レチュギア・ケイブ」はアメリカでは最も深く、深さは約489メートルあるといわれている。

川田翔平
editor@kangnamtimes.com

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