ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平がMLB史上初の偉業となる「50本塁打、50盗塁」をついに達成した。
20日(日本時間)、敵地ローンデポ・パークで開催されたマイアミ・マーリンズとの試合で、1番指名打者として先発出場し、2打席連続となるホームランを放ち、前人未到の記録を打ち立てた。
前日に「48-49」まで記録を伸ばしていた大谷は初回の第1打席でライト方向への二塁打で出塁すると、1死一、二塁から4番打者ウィル・スミスの打席でドジャースは初球からダブルスチールを奪い、三盗に成功し、まずは盗塁数を大台の「50」に乗せた。
大谷は2回の第2打席でも2死一、二塁の場面でライト前タイムリーを放ち、次の打者であるムッキー・ベッツの打席で二盗に成功し、51盗塁まで記録を伸ばした。
そして、6回1死二塁で迎えた第4打席でマーリンズの3番手ジョージ・ソリアーノのスライダーを完璧に捉え、右中間スタンドに運ぶ49号2ランを放ち、大記録まであと「1」とした。
記録達成の瞬間は11-3とドジャース8点リードで迎えた7回の第5打席にやってきた。2死二、三塁の状況で相手投手マイケル・バウマンの暴投で三塁走者が生還してドジャースが1点を追加し、ランナーを三塁に置いた4球目、外角低めのナックルカーブをレフトスタンドに運び、総立ちで見守っていたファンの大歓声の中、「50-50」の大記録に到達した。