iPhone 16 Pro、ディスプレイ不具合の報告が続く
iPhone 16シリーズが発売されて一週間も経たないうちに、一部のユーザーからタッチスクリーンの不具合が報告されている。
先日22日(現地時間)、IT専門メディアのナインツー5マック(9to5Mac)は、iPhone 16 Proのタッチスクリーンの応答速度に関する不具合を報告するユーザーが増加していると伝えた。
ユーザーによると、画面に指を置いてタップしたり、指を当てた状態でスワイプしても反応しないエラーが断続的に発生しているという。
この影響で、△画面スクロール △ボタン押下 △仮想キーボードキーの操作などの機能にも問題が発生している。
メディアは「デバイステスト、読者からの情報提案、オンラインの不満受付などを参考に、原因はハードウェアの欠陥ではなく、ソフトウェアのバグが原因と見られる」と報告し、「特にiOSのディスプレイにおけるタッチやスワイプ操作が反応しない原因は、アルゴリズムが過感に反応している可能性が高い」と伝えた。
ディスプレイタッチ拒否アルゴリズムは、ユーザーがタッチスクリーンの一部操作している際に、別の部分に触れた場合、その誤タップを無効にする仕組みのことを指す。
一部のユーザーは、指が画面右側のカメラコントロールに近づいた時に問題が発生すると報告しているが、この問題は画面の四辺すべてで同様に発生している可能性がある。
また、iPhone 16 Proのベゼルが以前よりも薄くなったことで、ユーザーの指が画面の端に触れやすくなったことも一因と考えられる。
これにより、ユーザーが自然に携帯電話を握り、指でデバイスの側面を覆う場合にこのような問題が発生する可能性があり、ケースなしでiPhoneを使用する際に問題が発生しやすいと言われている。
特にロック画面では問題が発生せず、アプリをスクロールしたり、ホーム画面をスワイプするなど、携帯電話がロック解除された状態でのみ現れるという。
これは、この問題がハードウェアの欠陥ではなく、ソフトウェアに関連していることを示唆している。
この問題は、iOS 18およびiOS 18.1ベータを実行している一部のiPhone 16 Proで発生しており、メディアはアップルがソフトウェアアップデートによってこの問題を解決できると報じている。
9月24日現在、アップル本件に関して公式な立場を示していない。
中国での販売不振により、iPhone 16が大幅値下げ
一方、最近iPhoneの販売が不振な中国では、iPhone 16シリーズが発売されると同時に値下げ販売されている。
香港SCMPによると、電機メーカー・ファーウェイ(HUAWEI )のMATE XTは高額で取引されている一方、iPhone 16は低価格のショッピングプラットフォーム「pinduoduo」で公式価格より10%安く販売されている。
米アップルのCEOであるティム・クックは、新型iPhoneの公式発売に合わせて、中国版Twitter・微博(Weibo)を通じて現地の消費者に「iPhone 16シリーズを気に入ってもらえることを願っている」と投稿している。