18世紀のオーストリアの作曲家、モーツァルトが10代前半に作曲したと思われる未発表の楽譜が発見された。
19日(現地時間)、「AFP通信」によると、同日、ドイツのライプツィヒ市立図書館で発見されたモーツァルトが10代前半に作曲したと思われる未発表の楽譜が公開された。
楽譜は図書館の研究員がモーツァルトの作品を作曲年代別に並べたケッヘル目録の最新版を編さんしていた際に発見され、7楽章から成る12分間の弦楽三重奏曲だ。
この曲は1760年代半ばから後半に作曲されたといわれているが、発見された楽譜はモーツァルト本人が書いたものではなく、1780年頃に書かれた写しだとみられている。
図書館によると、楽譜は白い紙に濃い茶色のインクで書かれており、製本までされていた。
オーストリアのザルツブルクに所在するモーツァルトに由来する団体「モーツァルテウム」の関係者は「この作品はモーツァルトが自身の姉からインスピレーションを受けて書いたものと見られる」とし、「(姉が)保管していたのではないかと推測される」と説明した。
オーストリアのザルツブルクで誕生したモーツァルトは、音楽史の中で最も偉大な作曲家の1人とされ、35年という短い生涯の間に、数多くのクラシックの名曲を生み出した。