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2024年12月22日日曜日
ホームトレンドコイン投げが原因で…色褪せたモーニンググローリープール、過去の美しさを取り戻せるのか?

コイン投げが原因で…色褪せたモーニンググローリープール、過去の美しさを取り戻せるのか?

米国イエローストーン国立公園の間欠泉「モーニンググローリープール」が、長年にわたるコインやゴミの蓄積によって本来の色彩を失った。

22日(現地時間)、ニューヨーク・ポストによると、かつての鮮やかな青色が消え、今では黄色とオレンジが混ざり合った色に変わっているという。

モーニンググローリープール(Morning Glory Pool)は、その濃い青色とユニークな円錐形から、ラテン語で「朝顔」の名前が付けられ、観光スポットとして知られていた。

しかし、観光客が願い事をしながらコインやハンカチなどを投げ込んだ結果、今では緑、黄、青、そしてオレンジが入り交じった色に変わってしまった。

イエローストーン国立公園の歴史学者アリシア・マーフィー(Alicia Murphy)は、「多くの人々が、ここに物を投げ込めば温泉水が噴き出すという誤解を持ち、さまざまな物を投げ入れてきた」と説明した。続けて、「水たまりには、なぜか本能的に物を投げたくなる何かがある」と語った。

イエローストーン火山観測所の科学者マイク・ポーランド(Mike Poland)は、温泉の温度変化が色の変化に大きな影響を与えたと見ている。

彼は「温度が大きな要因だ」とし、「投げ込まれた物が通路を塞ぎ、温度が下がったことで、各種のバクテリアが繁殖するようになった」と述べた。

イエローストーン国立公園では、モーニンググローリープールの定期的な清掃作業が行われている。消防車を使って水を抜き、作業員が異物を手作業で取り除く。

専門家は「これまでに数千枚のコインと、数百点の物を回収した」と話している。

ただ、最近は昔と違い清掃作業の頻度が減っている。観光客の認識が改善され、取り締まりが厳しくなったためだという。

関係者は「すでに汚染された温泉が、過去の状態に戻るのは難しいだろう」とし、「人間の欲望が自然を破壊した証拠だ」と強調している。

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